断捨離やって元気出ました!
仕事から解放され、子供も独立し、だんだん友人との別れも増え、様々な喪失感を味合う歳になりました。
これからの人生、できるだけ心穏やかに暮らしていきたい・・若い人には物足りなく感じるかもしれませんが、小さなことに喜びを見つけて、シンプルに一日一日を大事にしていきたいと思っています。
独り者ですし、無理して付き合うしがらみもなく、さばさばしたもの。
ですが、ちょっぴり引きこもりの入り口に立っているかなぁ・・なんて不安になったりもしています。でも歳をとったら「孤独を楽しむ強い精神力が必要」と、お一人様の先輩方の本が語っています。
自力でしゃんと生活して、その日その日に楽しみを見つけることができれば、ちょっとくらい引きこもってもいいよね・・と開き直っています^^;
でも、、、、 でもですね、、、、
こんな気持ちで生きているのに、心がざわつくことは、当たり前のように降りかかってきます。
サウナが好きです。気が向いた時に、誰に気をつかうことなくリフレッシュできる天国のような時間。
ですが、その天国では、常連の方々の言いたい放題のうわさ話やうっぷん晴らしの悪口がBGMとなり延々と流れてきます。時にはわたしが座っている前に仁王立ちになって“ここ私の席なの、どいて”と言わんばかりのノンバーバルメッセージを送ってくる人がいたりします。自然とお尻をずらさざるを得ないパワーです。
スーパーのレジに大行列ができているのに、長々と話をする人がいます。急ぐ話じゃないなら後にしてほしいです。
歩きたばこの上に平気でポイ捨てする人がいます。あなたの後ろを歩く羽目になっただけなんだけど、なんか今日はついてないな~って暗くなります。
たまに苦手な人から食事会に誘われたりします。親しい人とでも気合がいるのに、まさかこの人から誘われるとは・・、どう断ろうかと悩みます。
年にたった一度とは言え、思いがけない人から誕生日プレゼントが送られてきたりすると、お礼の連絡をしなくちゃいけない、その人の誕生日にはお返ししないといけない・・と悩みます。
こうして我慢や宿題が溜まっていきます。
嫌だと思うことが多いと、生きることがしんどくなります。
今のままではいけない。ただただ我慢や宿題を毎日ためこむことになってしまう。
じゃあ何をどうしたらいいの・・・
断捨離やってみた!
そこで、なぜだか、コロナ過で多くの人がやったという「断捨離やってみるか~」・・と思い立ちました。
少しずつではありますが、すいぶん捨てたなぁ・・と思います。
おかげでリビングはストレスなく掃除機がかけられ、好きなものを飾れる空間に・・押し入れもだいぶ隙間ができて、残された貴重品たち(?!)が、スースー気持ちよさそうに息をしだしたようです。
物を捨てただけなのに、なぜか心に溜まっていた我慢や宿題も減ったように感じます。
モノ軸でなく、自分軸
断捨離は、とにかく要らないものを捨てるわけですが、
自分にとって必要か必要でないか、モノ軸でなく、自分軸で考えることが重要なんだそうです。
「モノ軸」というのは、もったいない、まだ使える、もう買えないかもしれない・・といった執着心なのだそうです。今までゴチャゴチャしていた「モノの山」は自分の物欲で、そんな物欲に囲まれて生活していたんですね。
大事なのは、そのモノが今の自分に必要なのか、ふさわしいものなのかという「自分軸」であり、自分が楽しめる空間で息を吸い、生活をエンジョイできるか、つまり人生を楽しく・・ということなんですね。
最初は何にもなかったんだと思うことで、結構楽に捨てられた気がします。
どんどんシンプルになって、最後は全部はがされて、骨と皮だけになる。
自力でしゃんと生活して、その日その日に楽しみを見つけることができれば、ちょっとくらい引きこもってもいいよね・・という気持ちだったのが、断捨離のおかげで、周りにあるモノが輝きだし、そんなステキなものに囲まれて生活すること自体が楽しみなんだと気づきました。
これだと引きこもる時間も悪くないというか、なんだか気持ちは引きこもってないというか、いい感じです。
動物は裸一貫で生きている・・すごい!
花は見られていようがいまいが、全力で咲いて散っていく。
なんて清々しいんだろう、力強いんだろう、潔いんだろう・・
我慢と宿題のはけ口にとやってみた断捨離が、こんなことを感じさせてくれました。
断捨離は初心者ですが、これからも続けていきたい、とても大事なことだと感じています。
静かに生活したいのにざわつくことが降りかかる・・ということはなくならないと思いますが、そのざわつきも、これからは上手に断捨離しながら過ごしていきたいと思っています(*^^)v
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