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人に優しく

仕事の上で、いつも心がけていることは、
“人にいつでも優しく丁寧に対応することを軸”としている。
言葉の発し方、声色、顔の表情、身振り手振り、態度、心の在りようなど。

現在、医療従事型有料高齢者施設にて、応援ナースとして勤務している。
その施設は、がんのターミナル期の患者さん、難病疾患を抱えている方が主に入所してくる。施設に入ることや、そこを終の棲家として選択し 入所されるご高齢の患者さんたちである。
いつも感じていることや、心がけていることは、いつも優しく丁寧に対応することを常に意識して対応することが大切であることと、感じている。

それは、かつて自分がとても傷ついた経験をした際に、いつも助けられたのは、『人からの受けた優しさ』からだった。子どもたちや友人、仕事仲間、患者さんたち、道中で初対面の方からの対応からだったりもする。一期一会となるが、その時に受けた『優しさのありがたさ』は忘れないものである。
自分が受けたことで、それをほかの人への恩返しする。
優しさや思いやりは連鎖して繋がっていくような気がする。

人から受ける、『支え』は実は、『優しさや思いやり』が土台となっているように感じる。
何気ない言葉かけ、笑顔、対応はどんどん繋がり、拡大していく。

話は逸れたが、現在入所してくるご高齢の方々と、『喪失』をたくさん経験している方々である、常にグリーフを抱えている。

配偶者やペットとの別離、自宅ではない場所を終の棲家としたこと、治癒しない病気、人生の時間軸の終わりが決まりつつるあ方々、これまでの生活とは180度変わってしまった生活スタイル、自分好みではない食事内容や形態、自由にならない時間、自分で出来ていたことが徐々に出来なくなっていき人に頼まないとできなくなっていく自分らしさの尊厳の喪失、すきなものが買えない不自由な決まり事、痛みや苦痛のない自由に動ける体の喪失などなど挙げたらもっとたくさんの喪失が出てくるであろう。

そんな
平常心とは少し離れたところにある心を、少しでも平常心へ近づいていけるようにするために、
優しい言葉かけや対応をすることをモットーにする。

以前、働いていた病院で、自分がプライベートで辛いとき仕事で会う患者さんたちに笑顔で接すること、優しい気持ちを携えながら丁寧に接していくと、なぜか不思議と自分への優しさへ繋がり心が癒されていくのを感じた。

そのため、笑顔、人に優しく、関わるひとりひとりを丁寧に接することを
常に念頭に置いて仕事でもプライベートでもここがけていきたいと感じる。



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