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今からGoogle検索広告のキャンペーン構築をやるならコレだ

こんにちわ、浅井です( https://twitter.com/kska31 )、これからGoogle検索キャンペーンを構築する初心者用、もしくは新しい構造にチャレンジをまだ行えてない方々に参考になればと思い書いてみました。

基本は下記4つです。

・キーワードは部分一致をいくつかいれる
・除外キーワードはしっかり丁寧に日々調整
・広告文は沢山入れる
・コンバージョン数の最大化からスタート

・キーワードは部分一致をいくつかいれる

コンバージョンに関わる出来うる限りゴールに近いと思われるキーワードを1つから3つ程度(予算や案件によりますが)部分一致で設定します。
想定していない検索クエリからの流入も沢山行われるはずですが、成果に繋がることも多々あります。最近はタイピングでなくボイス入力で検索するユーザーも増え検索語句というのは多様になってきています。そのようなキーワード選定をAIに任せるために部分一致を登録します。
現在、Googleが毎日処理する検索の15%はそれまでに見たことのないものです。運用者がいくら感度が高くても最新のキーワード選定を日々行えるようなものではありません。
絞り込み部分一致や完全一致などを多用した最初から決め打ちした運用も運用者の腕の見せどころですが、多様性、将来性を考慮したプロモーションの場合は柔軟に動ける構築が重要です。

・除外キーワードはしっかり丁寧に日々調整

前述した部分一致を活用したアカウントは本当に沢山の検索クエリが生まれます。想定していないキーワードから広告をクリックされることなんて珍しくないです。コンバージョンに関わらないキーワードは除外キーワードに登録していきます。アカウントによって配信される曜日などは異なりますが、基本は毎日行います。

・広告文は沢山入れる

成果が高い広告文とはどのようなものかという正解はありません。また運用者が想定していない検索キーワードから広告を閲覧するユーザーも沢山います。そのため、多様な広告文を作成して受け皿を用意します。

広告文の作成ルールで迷ったら抑えておきたいポイントは下記3点

・登録したキーワードと関連性の高い広告文
・サイトと親和性の高い広告文
・商品(サービス)の魅力を伝えた広告文

クライアントの許可があれば、エッジの効いた広告文をいくつか入れてみるのも自分はよく行います。

とはいえ、広告文というのは結局は起点となる看板です。ユーザーはサイトに訪問したときには直前にクリックした広告文を覚えているでしょうか?忘れていることのほうが断然多いですよね。広告文は忘れているかもしれませんが、サイトを開いたときの動機の感情は残っているはずです。購入や申込みなど悩みながら検索しているユーザーの心をほぐしてあげるのも広告文の役割です。

・コンバージョン数の最大化からスタート

運用経験者にとっては一番怖いのが最初から自動入札を行うことではないでしょうか。また初心者にとってはキーワードの入札単価をいくらに設定するかが一番悩む箇所かと思います。

この入札単価を全てAI(機械学習)に託してしまいます。運用開始初動時にはCPCが想定より低かったり高騰したりということもよくあります。運用開始3日から5日で安定したCPCになることが多いです。日々の改善などによりアカウント内部の設計は変わりますので同じCPCで運用され続けるということはありません。

それなら最初は手動入札でコンバージョンが付き始めてから自動入札に切り替えれば良いのではないか?

それも正解だと自分は思っております。コントロールしやすいアカウント構築を目指している運用者は特にそう思うはずです。今回のアカウント構築は「最新のユーザー行動にアプローチ」して除外キーワードを日々丁寧に行いながら広告文を沢山入れるというスタイルのため、キーワードの入札単価設定だけ手動で制限すると「最新のユーザー行動にアプローチ」という概念がなくなってしまうためです。

終わり

上記4つの設定コンセプトで運用するはいかがでしょうか。やり方というのは1つではありません。

クライアントの要望を考慮したアカウント設計が迫られることも少なくありません。正直言えば、自分はこのような構築の運用アカウントはまだまだ少ないです。絶賛移行中です。

今回のアカウント構築は実際の現場のやり取りも想定して加味しており、やや運用に手間がかかります。

実際の現場では担当クライアントから日々どんなことをやっているか、設定したまま放置しているかなど聞かれることもあります。説明が不十分で相手が納得しないまま運用開始なんてなるのは避けたいです。

そのため、今回の運用方法は説明が容易であり、日々の運用が必要なスタイルなのでクライアントも納得しやすいと思いますので、ぜひ参考にしてください。

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