東南アジア紀行『ミャンマー編⑤』

※画像は全てイメージ画像です。
※記憶をなぞって書いてますので暇つぶしにどうぞ。
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魔の巣MGMを足早にチェックアウトした僕は友人に連絡を取り迎えを呼ぶ。

何でも友人が泊まってるホテルはセドナとか言うらしい。
可もなく不可もない名前。
程なくしてセドナホテルが見えて…
おい!

何と言う綺麗な門扉。
僕が思い描いていたMGMがここにある。

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内戦起こって潰れたと聞く



同時に
空港でのやり取りを思い出す。

お前ホテルどこ?俺MGM取ったばい
取ったばい…
ばい…
ば…


意気揚々と語った事が走馬灯の様に蘇り脳内でこだました。
は、恥ずかしい…

セドナ調べたら5つ星やんけ!
何やMGMて!

セドナの入り口には守衛みたいな人が居て、当然パイプ椅子は無く、ロビーには野良犬も居ない。

車を降りロビーに行くと友人が待っており、その隣りにあの怪しげなおじさんが居る。

どうやらおじさんが車の手配をしてくれたらしい。
何でも今からミャンマー人の面接に行くらしく着いて行く事に。
道中、MGMとか何で取ったの?
あそこ連れ込みだよ?
あそこ取った人初めて見た。
的な事を言われたが、なーんも言えねぇ。

このおじさん、やけに行動力あるし色々知ってる。
そう、最初から読んでる方はお気付きと思うが、このおじさんがその面接希望のミャンマー人を集める会社の社長S氏である。
以後S氏と呼ぶ事にする。

S氏が準備した通訳とドライバーと共にオフィスへ。

ジェネラルアウンサンパークと言う、いかにもな名前の公園。
その中の建物に到着した。
うーん。スプラッシュマウンテンのパチモンである

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こんな建物に本当にオフィスがあるのか?
恐る恐る入ると直ぐ横に立派なオフィスがあった。
入り口のパイプ椅子に座った兄ちゃんは非常に愛想が良い。
MGMのパイプ椅子は一体何だったんだ。
勿論野良犬は

…いた

コーヒーを飲みながら談笑してたら面接が始まった。
9人程の候補者の中から2名選ぶらしい。

候補者達はめちゃくちゃ緊張してる様で手がガタガタ震えている。
1人づつ自己紹介をするのだが、片言の日本語で名前や信仰してる宗教や将来の夢などを言ってたが、皆んな同じ事を言うので多分用意された文章を丸暗記してるのだろう。

そして2名が選ばれ、彼らは泣いて喜んでいた。
日本で3年働けば家が建つらしい。
なるほど人生が変わるのか。

S氏の様な会社はコレで稼ぐ
ミャンマー人は日本で稼ぐ
友人は彼らを雇用して稼ぐ
めちゃくちゃWin-Winな商売だな

一年後、僕がS氏と同じ様な事業を始めるのは又別のハナシ。

夕方になったので夕飯でもと言う事に。
近くに中華屋がありそこまで歩いたのだが、このジェネラルアウンサンパーク、とても綺麗な公園だった。

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中華屋では空芯菜の炒め物がバチクソ美味かった。
それ以来、海外の中華屋では必ず頼む様にしてる。
どうでも良い情報だが
日本の中華屋では勿論、回鍋肉一択である。

お腹いっぱいになり、一旦ホテルに帰り夜の街に繰り出す事になった。

今回はこの辺で筆を置く事にする。

次回はヤンゴンの夜の街事情を書こうと思う。

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