低温調理器の自作

同僚がanova買ってていいなあと思ったものの、後述する理由により自作することにしたので誰かの参考になればと記録に残すことにした。

用意したもの

・加熱する


既製品はワット数大きいが制御緩めだし、加熱するので水量も少ないので、コンパクトさ重視で選択。本来アクアリウム向け商品なのですが「一緒に購入されてる商品」が明らかに低温調理目的。

スクリーンショット 2020-06-22 13.01.10

・温度を制御する


温度帯が広く1℃より高い精度が必須要件。楽するために電源プラグまで一体になってるものを選択。余談だが商品やレビュー見ると用途があるもんだと感心する。

--- 説明書英語なので以下にamazonレビューより使い方追記

右側の▲▼ボタンでモード切り替えや温度設定、遅延時間(分)を行う。
左側のSボタンは3秒押しで設定モードになり、押す毎にP0→P1→P2→P3と切り替わる。
【P0】冷・暖モード、CとHのモード切り替え。
【P1】設定温度の変更。
【P2】動作遅延時間の設定(0~10分)
【P3】差動温度(温度幅)の設定(0.1~30度)

[Cモード]
設定温度を下回るとoff、設定温度+P3温度を上回るとON
[Hモード]
設定温度を上回るとoff、設定温度+P3温度を下回るとON

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・撹拌する


明らかに製品の想定温度を超えるので故障覚悟。水流はどの適切水準わからないものの普通の水槽より明らかに水量少ないのでまぁどれでも良いだろうと判断。予備に中国直輸入品を注文中。

追記:85度位で野菜茹でてたらプラスチック部分が変形したが、動作自体はしてる。実際調理をしてみての感想としては、適正温度での「保温」が肝なので撹拌不要感あり。そもそも、加熱が200wのヒーターなので熱湯と水を混ぜてそこそこ狙っている温度に近い状態から加熱をするようにしてるというのも撹拌不要感を高めてる。

・水を入れる


長時間加熱するので水分が飛びすぎたりしない、保温性能がある方が良いとのことでクーラーボックス。

内寸がちゃんとヒーターより大きい(当たり前)、使ってないときは全部突っ込んでおけば良いを満たすもので最小限のもの。

・完成

画像2


自作にあたっての優先度

・収納スペースを抑える

家、狭いんで…

・自作の容易さ

将来的にはRasberryPiとかで制御も試してみたいとおもいつつも、done is better than perfectで。

・台所以外でも使える

家、狭いんでね…

・安心感

加熱温度と時間からすると電気調理器具による自作よりやや安全では?と思ってるが、在宅かつ起床時の調理を前提とする

・費用

言わずもがな

自作理由

良さそうな既製品は高い

価格と安心感だとアイリスオーヤマ、サイズと性能的にはanova nanoが候補だったが、そこまでヘビーに使わなそうだし、安くできるに越したことはない。最終的にはアイリスオーヤマのものをAmazonの買い物カゴまで入入れたものの迷ってたら値上がりしたので自作に方針を切替え。

大きな鍋はないし、保管スペースもない

いずれも20cm以上の深さが必要。狭いマンション住まいなので置く場所がない。温度は60℃強までなので鍋でなくて良いものの調理器を引っ掛ける、水分の蒸発を抑えると言った鍋に準ずる性能は必要。また、一度に大量に調理する予定はないことからコンパクトさを優先。

先駆者も多く単純に面白そう

ググると役立つ&楽しげなブログが色々。そもそもcooking for geeks の発売直後に読んで低温調理に興味持ったんだったと思い出した。当時はコンベンションオーブンのあるコレクティブハウスに住んでたし、会社にキッチンがありanova所有者もいたので作るに至らなかったが。

次回以降、気が向いたら実際に作ったものなども書く。

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