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ビジネス戦略について

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世の中には数多くのビジネス戦略があふれています。その中で気になっている戦略を自分なりに再構築し、まとめています
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#コーチング

着眼大局・着手小局

先日調べものをしていて見つけた言葉です。 有名な言葉なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。 また、常々私のnote記事を読んでくださっている方であれば この8文字を見ただけで意味の見当がつくでしょう。 中期戦略や新規事業のアプローチにはこの考え方が必須ですので 今回取り上げてみたいと思います。 |着眼大局・着手小局 中国戦国時代末期の思想家 荀子(じゅんし)の言葉です。 その字の通り という意味です。 大事なのはこの両者がバランスよくできていること。 バ

数値化の具体的方法とは?

先日の投稿では、 「戦略の方向性に困ったら数値化してみる」 についてお伝えしました。 “ざっくり” “仮でもよいので” “適当でもよいので” 数値化してみましょう! と言われても、そもそも “ 仮でも ” や “ 適当でも ” を どのように設定したらよいのかが 分からないという声をよく聞きます。 確かに既存モデルのモデルチェンジや派生モデルの場合は 元となる実績や数字があるので試算しやすいですが、 新しい商品や新規事業の場合は、 仮といってもなかなか試算は難しい

戦略の方向性に困ったらやってみると良いことは?

戦略の方向性に困ることって 意外とありますよね? 何かのヒントになればと思います。 ◇どうアプローチをして良いか平行線に・・・◇ 先日、ある新規事業企画チームの会議で 市場導入の際の戦略をどのパターンでいったらよいのか という議論になりました。 その方向によって商品やサービスの企画内容やスケジュールが変わってきます。 具体的なことは書けないので、 少しアレンジしてお伝えするとこんな感じです。 ・パターンA:大手にアプローチ、 ただし時間がかかりそう ・パターンB:

新規事業はロードマップで考えよう!

先日の記事では、 「ビジョンで引き付け、戦略で動かす!」 についてお伝えしました。 戦略論とあわせて考えるととても腑に落ちる内容です。 さて、今回は商品戦略にも関連する内容をお伝えします。 ◇新規事業を立ち上げる上で陥れやすいこと◇ 新規事業開発や商品企画をサポート させていただいている中で、 現在企画中の商品やサービスだけを スコープに考えておられる方々が 非常に多いように感じます。 これから事業を立ち上げるのに、 あるいはこれから新しいカテゴリーを立ち上げるのに

ビジョンで引き付け、戦略で動かす!

ビジョンや戦略の大切さは私もセミナーやこちらのnoteそして メルマガでお伝えしていますが ビジョンと戦略に関連して 「なるほど!」 と腹落ちした言葉があったので、 今回はそれをお伝えします。 ◇「経営者は理念・ビジョンで人を引き付け、戦略で人を動かす」◇ この言葉は 前職ソニー先輩OBであり 現在は経営コンサルタントをされている Kさんが言われていた言葉です。 私にはとても腹落ちし いろいろな言葉の意味がきれいにつながりました。 あなたはいかがですか? 経営者は

push と pull を意識しよう!

push と pull 私は企画関連の仕事の際、この 2つをよくイメージしています。 push的な行動のイメージ pull的な行動のイメージがあるのですが 今日は2つのイメージについてお伝えします。 ◇自己の視点から相手の視点に切り替える◇人ってどうしても自分中心になってしまいがちです。 私はこれを push 的なイメージで捉えています。 Push的なイメージを少し相手の視点になって、 pull 的に考えてみると、 よい結果が得られることがあります。 例えば、次の

手段が目的になっていないか?

あなたは今 やっている業務やタスクの目的を常に意識していますか? 日々の実務をこなしていると、 ついつい手段が目的になってしまっていることがあります。 「手段が目的になる」とは どういうことかは後で説明するとして 手段と目的を意識するだけで仕事の質が格段にあがります。 恥ずかしい話、私自身も 手段が目的になってしまっていることがしばしばでした。 あなたがもし この「手段と目的」を意識したことがなかったなら、 ぜひ振り返ってみてください。 企画の仕事でよくある事例を

マーケットイン派?プロダクトアウト派?

先日の記事は 「顧客に尋ねたら、『もっと速い馬車が欲しい』と答えただろう」 というテーマでした。 顧客は答えをもっていません. 顧客ヒアリングやユーザー調査では答えを求めず、 答えにつながるかもしれないヒントを探しましょう。 と、この記事の内容に対して あるメーカーの方から以下のようなご意見をいただきました。 これは本当に大切ですよね。 先日、新規事業開発に関するセミナーに参加した際も セミナーの講師の方が 「プロダクトアウトはダメ。 必ずマーケットインの発想で行く