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人生初の絵画個展を終えた今思うこと

こんにちは。杉本渓です。

先日、リアルでの絵画個展を終えました。

これからはオンライン個展へと移行していきます。(多分もうしてないといけない汗)

いやぁ〜やってよかったです。本当に。

リアルでなければ伝えられないことがたくさんありました。

同時に受け取ることもリアルでなければできなかったかもしれません。

ご来場いただいた方々、クラファンご支援いただいた方々、運営スタッフさん、本当にありがとうございました。

この2日間で誰かからのメッセージだ。と思わざるを得ない出来事がいくつかあったのでシェアします。

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無理やり合わせるのはもうやめよう

個展2日目、会場へ向かう途中の電車の中で家でつけようと思っていたピアスをつけ忘れたことに気がつき、カバンの中に入れてあるピアスをつけようとしました。

そうすると、なんと耳に通す棒がポッキリと折れていました。

まぁ買ってから3年くらいは経っていたし、寿命かなとも思いました。

ただ、実はそのピアスをすると金属アレルギーの症状が出やすく、よく耳が腫れたりかゆくなったりしていたものだったのです。

それでもかわいいから、という理由だけで無理やり付けていました。

「合わないと分かっているものや場所に合わせ続けるな」

という意味かなぁ〜なんて。思ったりして。

そう思いたい自分がいるんだな、と自覚したりもしています。

ラッキ−777の数字

会場に向かう前に腹ごしらえしようと思い、スタバに寄りました。

いつも頼むものとは違う身体に心地よいと感じるホットティー(カモミール)とサラダラップ。

なんとお会計は「777」

やっと出た。この数字。ついに私にもきた!!

とレジ前で勝手に感動している私。

だってね、ここ数年ずっとゾロ目は意識してきていたんです。

Suicaの残額が「333円」とかコンビニのお会計が「555円」だとか、そういった数字たちはよく見かけていたけれどなかなか777が出なかったんです。

難易度高!と思い続けて数年。やっとでました。777!!!

エンジェルナンバーといって天使からのお告げとか言われたりしますよね。

この数字が出たなら、もう大丈夫。しかも個展の最終日に出るなんて、個展が終わってからの未来さえも安心して迎えられる気がしました。

あの時の心地よい風を自分で起こせた

個展準備日はあいにく一日中雨。

そして最終日の朝まで雨が降っていましたが、午後になると本当に気持ちが良い日差しが差して、晴れてきました。

そんな時、風がふわっと会場に吹いたのです。

あの時と同じ風だ、と確信できました。

あの時っていうのは、私にしかわからないのかもしれません。

アート合宿で熱海に行っていた時にも同じ風を感じて、この心地よさを自分でも吹かせられるようにしなければ、と思っていました。

思うどころか焦っていました。

現実の世界に帰ってきて、また同じ生活を送ってしまう自分に嫌気がさしてしまいそうで。

私は何にも縛られない。

あの風を感じて、そんな強い意志が再び湧き起こりました。

舞い降りた蝶

会場には、来場者が絵を描けるようなスペースを用意しました。

真っ白いキャンバスに大量の絵の具、筆、ローラー、ペイントナイフ

「絵の才能ないから」とか「緊張する」とか言いながら

大胆な絵の具の出し方をする人もいれば、色を混ぜてから作る方もいれば、ローラーや指で触る人もいました。

みんな目がキラキラしているように見えた。

私が次やることはこれだ、とも思えました。

そして、今回その人が来場してくれたならその時だけ泣いちゃうかもしれないと思っていた方々がいました。

案の定泣きました。

全てが愛だね、と言ってくださいました。

普段は自宅の床かTVの上に所狭しと置かれている絵たち。

個展会場で壁に飾られて、まるであるべきところに置かれたような顔をしている絵たちを、すごく客観視して見る時間が訪れました。(意図した訳ではないけれど)

個展2日前に急いで仕上げたキャプションが手助けしてくれながら一筆ひと筆に思いを馳せる。

「なんて優しい色なんだろう」と自分で思ってしまった。

「なんて優しいタッチで、優しい色で、どんな風にこれを描いたんだろう」

なんてことを一番知っている私が思ってしまった。

そんな風に自分で自分の絵に浸っていたら、隣から「これ、いただきます」と声がかかった。

本当に突然のことで(絵見るのに没頭しすぎ)「え!?なに!?」となりました。

いつもネイルでお世話になっている方でした。

絵をお店に飾ってくださるとのことで、とっても嬉しいです。

他にも購入を決めてくださった方達がたくさんいて、それぞれ嫁いだあとはその方達と物語を綴って行くんだなぁと感慨深く、不思議な気持ち。

そうそう、でね、私が涙してしまったご夫婦の旦那さんが絵に挑戦したんです。

ブロンズの絵の具を手にとって。

そうしたら花に止まっている蝶々が現れたんです。(意図してないと思います)

「偶然けいちゃんが出てきたね、これ、また飛んでいくね」って。

なんて素敵な言葉なんだろう。

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カナダ留学に行っていた時の大好きな担任の先生Sandiが、お別れ前に生徒全員にモチーフが書いてある石?をくれた。

私は蝶々が書いてあって裏には「Grace」の字が彫ってあった。

「あなたはこれだよ」って渡してくれたのを思い出した。

 私はいつでも自由なのね、と心の底から思った。

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そうして幕を降ろしたリアル個展は、始まりのはじまり

私のChapter2は始まったばかりです。

でももう次にやることが波のように押し寄せてきています。

プレッシャーもあるけど、ワクワクする。

だって、私の起こした一滴の雫が渦になってきている様子がわかったから。

なんだってできるよ、って言われているみたいに。

私はもっと大きな渦を起こしていくよ。








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