【#100文字ドラマ】そのさよなら、代行します
■あらすじ
訳あって親から預けられている子どもたちを集めた施設。
ここでは、必要最低限の生活が保証されるかわりに、結婚式で新郎新婦の昔の姿に扮して登場し、思い出や感謝の気持ちを代わりに伝える仕事をしていた。お別れではないけれど、今までの気持ちを代弁し、親から卒業していく様子から、「さよならメッセンジャー」と周りからはよばれていた。
聖士は、他の子どもたちと、依頼人夫婦からもらったプロフィールをみながら再現の準備をしている。聖士の今回の役は、新婦の高校生時代の役。バスケ強豪校