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旧エベレスト旅行記#03 Sete
9月25日 Shivalaya-Sete 疲労感がかなりある。だがトレッキング1日目としては極めて順調だった。
6時半に宿を出発し、30分程歩くとトラクターに乗った男に話しかけられた。ルクラまでは最速で行きたいと考えていた私は乗せてもらえないかと頼んだ。
男は昨日の運転手よりも若く、優しそうな雰囲気ですぐに了承してくれた。ご飯は食べたのか、お尻は痛くないかといったように気にかけてくれ、途中朝食
旧エベレスト旅行記#02 Shivalaya
9月24日 Katmandu-Shivalaya 朝5時に起床し、すぐにオールドバスパークに向かった。バスが見つかるか不安だったが、「ジリ、ジリ!」と叫ぶ人がいてすぐに見つかった。6時発だと思っていたが、5:45には出発していた。席にはかなり空きがある。
カトマンズの街を走っていると次々と人が乗ってきた。停留所のようなものがないので、乗っている人はこのバスを使い慣れた人だろうか。そのうち車内に立
旧エベレスト旅行記#01 Katmandu
この旧エベレスト旅行記はネパールの旧道を歩いた当時の日記を、ほとんど原文のまま書き出し、内容の理解のために不十分と判断した箇所に加筆をしている。
コロナ禍に感じた焦燥と安堵、期待と落胆は、コロナ禍以前にネパールの旧道で感じたことそのものだった。当時の日記からその理由を思い返す。
9月21日(土) Narita 旅行前夜、今夜は成田空港の国際線第2ターミナルで宿泊予定だ。今朝オーバーグローブ
旧エベレスト旅行記#00 Tokyo
はじめに これは2019年、コロナウイルスが猛威を振るう以前の世界での旅行記である。
ネパールの山々を歩き続け、時には停滞した1ヶ月間の日記には、焦燥と安堵、期待と落胆が入り混じっていた。日記を読み返していくうちに、これはコロナ禍で私が感じたことそのものだということに気がつき、その理由が何なのかを私なりに考えてみた。それは恐らく「制限」によるものではなく、「変化」がもたらしたものだったのだろう