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あやしい不確かな情報ももっともらしく飛びかう世の中です。冷静な判断が必要です。英語で、しばしば、"Fool me once, shame on you. Fool me twice, shame on me."(1度目に騙されたら騙したあなたが悪いが、2度目も騙されたら騙された私も悪い)と言われます。 The Oxford Dictionary of Proverbs によれば、この言葉は、少なくとも370年ほど前、17世紀に、既に使われていました。 https://www
マガジンご購読の皆様、いつもたいへんお世話になっております。 私の自作ツール MagaD, (Magazine article listing for batch downloading)によって、現状、どんな風にして、たくさんある記事、特に過去記事をハンドリングできるか、ご説明いたします。もちろん、マガジンご購読の皆様は、このツールをご自由にダウンロードの上、お好きなようにご利用できます。 まだマガジンをご購読でない皆様は、ぜひこの機会にご検討をお願いいたします。 使
Fake news (フェイクニュース、虚偽報道)が、大流行しています。敵陣をかく乱する狙いを持って、わざと真実ではない情報を拡散させるようなことは、大昔からあったと思われ、本質においては、古典的であるかもしれません。他方、現代にはマスメディアが大きな存在になっており、世論の形成に強い影響力を持ちます。さらにインターネットが普及し、SNS により誰もが情報を拡散できる手段を持つ時代、その効果や影響はきわめて甚大です。いまや流言飛語と言っても、画像、映像等も伴い、世界的規模で急
人の持つ記憶、そして、人の語る過去の世界は、時にとてつもない広がりを持ちながら、仮想的にパラレルに進行するものが相互に重なりあい、もつれあい、いたるところにひずみが生じています。均質ではなく、境界線をぼやかしたような形で複雑にいりまじり、折り重なって、それでいて、現在に生きる自分に対し鋭敏に接続しています。少々語弊があるかもしれませんが、カズオ・イシグロさんが、これまでの7つの長編小説を通して描かれたテーマの、少なくともある部分は、そういった記憶の曖昧さと繊細さに関わっている