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群盲評象2023(370過去記事、2023年12月末まで)

370
本マガジンは、2023年1月1日から2023年12月31日までの365日分、桜井健次(筑波大学数理物質系名誉連携教授、イメージング物理研究所長)が毎日投稿するエッセイを収録します…
現代は科学が進歩した時代だとよく言われますが、実のところ知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な…
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#スナイパーの意外な使い方

化粧鏡

その昔、鏡台が嫁入り道具の重要な1つだった時代があった 鏡台は、自分の顔や姿を映し出す道具であり、女性の化粧に用いられる 鏡台は大きくてかさばるので、もちろん携帯はできない そこではるかに小型の手鏡が広く用いられるようになった 手鏡は化粧などに限ることなく、例えば、狭くてのぞき込めない場所の裏側にあるマイクロメータヘッドの目盛を読み取ったりするのにも便利だ その考えをさらに発展させると、歯科医が使う歯鏡のような鏡も製造できる その気になれば歯鏡も化粧に使えるだろう 話は