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1902年、青森県八甲田山で陸軍が行軍訓練中に雪中遭難し、多数の死傷者を出す事故がありました。当時の日本は、1894年に日清戦争、1904年に日露戦争と、大陸での紛争に巻き込まれてゆく情勢にありました。冬季寒冷地での活動に不安を抱える状況に鑑み、こうした山中の冬季訓練は重要な課題だったのでしょう。この行軍は、陸軍の2つの連隊、青森歩兵第5連隊と弘前歩兵第31連隊がそれぞれ行いました。この事故では、青森第5連隊の参加者210名のうち199名が亡くなる大惨事になりました。他方、弘