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真夜中ドラマ「ごほうびごはん」第7話レビュー

もうね、「池田咲子」と書いて「色気より食い気」もしくは「花より団子」(決して男子でなく)って読むことにしたらいいんじゃないでしょうか。

実家ノスタルジアな第5話・第6話の流れから、オフィスの日常へストーリーが戻って来た第7話。
社会人1年目、ごほうびごはんの積み重ねで体重が気になるお年頃の咲子(桜井日奈子)。このままではマズイとランニングを始めたはいいが、全力疾走したせいで1日で筋肉痛になってダウン。
その顛末をお弁当タイムにかえで(岡崎紗絵)に話しながら、無類のパン好き・かえでが開店前から並んで買ったという高級食パンのお裾分けをもらっているんだから、ダメだこりゃ(ここはいかりや調でお願い&ついでに心の金ダライも落としちゃって!)。

そんな日の仕事終わり、商談が上手く行ってご機嫌な青柳(未来)は咲子とかえでにパーっと奢りたいと2人を誘う。
自分も行きたかったのに「女子会だから」とバッサリ斬られた本田(きづき)の哀れさよ…
けれど女子に限定するのには多分、ちゃんと理由があってだな。

「ここは豪快な塊肉が食べ放題のシュラスコ、お肉のカーニバルよ」
青柳が向かったのはシュラスコの店。パーっと行くとなったら肉と酒、しかも食べ放題飲み放題。そう、女子が欲望を全開にする場に男子は無用なのだ。女子会はこうでなきゃ。

サーブされるまま食べて食べて食べまくる3人。満腹になる頃、目の前に現れたのは美味しそうなピッカーニャ(イチボ=牛のお尻のお肉)。しかし手を挙げらない咲子とかえで…を尻目に青柳は2枚をオーダー。なんとこの肉を食べるためにペースを抑えていたと言うではないか。
青柳のこだわりを聞き、そこまで美味しいのならと2人ともピッカーニャを食べることに。でも青柳やかえでと違って、咲子のリミッターは結構簡単に外せると、私達は知っている。もう第7話ですから(笑)

お腹のガードが緩めば心のガードも緩くなるというもので、恋バナを始める青柳。
しかし咲子は「最初はね、(この店に)彼が連れて来てくれたの」と言う青柳に「カレー?」とあり得ないボケをかますわ、青柳のツッコミによってかえでに彼氏がいることが判明すれば大袈裟なまでに驚くわ。そんなに驚かれたら逆にこっちが驚くって。
社会人1年目女子、恋は食と同じくらい身近なもので、下手すると食べることより重要度が高いトピックスだと思うのだが、咲子にとってはそうじゃない。
美味しいごはんが何より大事。だから女子会の後でも、翌朝のフレンチトーストのためにパンを卵液に浸してから寝る。
好きな物をとことん極めたい、とパンについて語ったかえで。それを聞いて感心していた咲子だけれど、自分だって十分に好きな物を極めてるんだということにはあまり自覚がないみたいだ。

第8話の予告から、おそらく次回こそ磯貝(古川雄輝)といい感じの流れが来ると予想するのだけれど…ここまでごはんの優先順位が高い相手、ちょっと手強そうよ、磯貝くん!

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