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120秒ドラマ『48日後に結婚します。』全49話レビューまとめ

ドラマ『48⽇後に結婚します。』は、
48 ⽇後に結婚を控える婚約者がいるにも関わらず、
古川雄輝が演じる主⼈公の住む家に3⼈の⼥性が突如現れ、
ルームシェア⽣活が始まることになります。
果たして48⽇後に2⼈は無事結婚することができるのでしょうか。
1⽇1話、49⽇間を描くショートドラマです。

120秒ドラマ×49話
2021年5月13日よりAmazonプライム・ビデオにて全話一挙配信
YouTube、Instagram、TikTokで毎日1話ずつ19時配信!
公式サイトより)

※本レビューは1日1話ずつTwitterにアップしたレビューを49話分まとめたものです

ep1:
2分間の男女の会話で、出会いから今の関係性、経一の特徴まで全てが分かるミニマルさ。超オシャレ!
うっかり下ネタ投下の経一にクスリ。
一人しか知らない経一と、比較する佳望。
2人の幸福の価値観は48日後に一致するのか。
で、今メガネ要る?

ep2:
別れを惜しむ佳望を追い立てるように送り出す経一。でも彼女が出て行ったままのベッドに送る視線には愛しさが溢れて。
愛情表現の不器用さが経一らしい。
婚姻届は心配なくても...
経一のサスペンダーにsuspend=保留、を連想するのは少々考え過ぎか。

ep3:
自称親友の不動産屋・エイジ登場。
なんだかんだでシェアハウスとして自宅を貸すことに。
ユーカリしか知らないコアラ経一が、今回は比較という「手法」で丸め込まれて行く。
軽妙な会話が小気味良い(ので勝手に親友認定)。
だが入居者の性別は...

ep4:
佳望のパワースポット、早々に危機。
ノリ軽誘子、オタク?深、常識人風季香は登場から個性的。
コアラはユーカリ以外の味を知るのか?
怒れる拳、廊下滑り、マズイだろ、死んだ魚の目と経一の可愛さ増量中。
45日後にエイジと結婚しそうな最後(笑)

ep 5:
経一の職業が覆面作家と判明。
顔出ししたら女性ファンに囲まれると勧める編集者。
婚約者がいるのに囲まれても困ると拒む経一。
本当の自分を隠して囲まれることを避けて来た経一を、女3人は容赦なく囲む。
西野桂一『危険なウェヌス』読みたい!

ep6:
大家さんのポジションが「友人に頼まれて君たちを置いているだけ」から「4人平等」まで鮮やかに変化する2分間。
ノリツッコミしながら自ら「手法」にハマりに行く経一が愉快。
「命入れ」に隠せない好奇心もいい。
3人いると3段オチしやすいね(笑)

ep7:
きっと初めての、佳望への嘘。
『人生100年時代を幸せに生きるヒント』を愛読する経一の寿命はどれほど縮んだか。
バレて洗濯機みたいに買い替えられないといいね(笑)
リモート通話で環境を取り繕うのがあるあるで、今っぽい。
上海蟹食べたーい!

ep8:
ポケットからきゅんです!
毛穴からムッツリ感です!←
「顔以外が全部イケメンじゃない」
「小説家!になりたかったフリーのライター」
「欲しい言葉とかくんなそう」
「彼女いない歴=年齢」
酔いどれ女子トーク、結構本質を突いて来るから侮れない。

ep9:
VRで世界中どこにでも行ける今。
それでも私たちは旅を、推しに会うことを切望する。
実体験でしか得られないものがあり、経験は想像をさらに豊かにするから。ゆえに女性を観察しまくれというエイジの発言には一理ある、わけで。
れ、れ、れ、れ...

ep10:
他人でいたい経一と、他人でいさせない女3人。
3人がつける呼び名は個性的で、意外に?ポジティブ。
佳望の存在をうっかり自分から言っちゃうあたり、経一も無意識に気を許し始めていたりして。
リプサリスは多肉植物の名。
草食コアラを超えて草www

ep11:
「僕にこんな弱点があったとは」
女性を「ちゃん」付けで呼べないという些細なことだけど...
これは経一が今まで接点のなかった女性と関わり、自分の新たな面を発見して行く物語なのだ。
もう誘子ちょん、季香ちょん、深ちょんでよくない?(笑)

ep12:
夜遅く帰った深に「マッサージしてあげる〜」と自然に言える誘子。そうして男を落としてきたのだろう。
誘子の話の途中で寝てしまったことを取り繕う季香は、周りに気を使いがち。
深は謎(笑)
少しずつ明らかになる3人の個性。
経一も興味を...?

ep13:
コアラ男と尻軽女。
アプローチは違っても結果行き着く先は「効率いい」。
経一は誘子の仲間扱いを「断固拒否する」けど、価値観が異なる者同士にもどこか分かり合える接点があるのかも。
一度は「ちゃん」呼びしようとする経一に変化を感じて。

ep14:
チャーハンのトラウマ的体験を語る季香。
誘子は経一に夕飯はチャーハン以外でと言うけど、季香はむしろ食べたいと。
悲しい記憶はさておき、これから経一が作るであろうチャーハンは魅力的。
本当の気持ちなんて、案外自分でもわからないものかも。

ep15:
ミルクも、いちごミルクも、ブルーハワイも。
すべてを飲み込む夜の黒。
絵つなぎで何もかも塗り潰してしまう深。
それは彼女の心を支配する闇なのか。
エイジに剣を求め、彼女は得体の知れない何かと戦おうとしている。
経一、めちゃ馴染んでる〜!

ep16:
「尻軽」「全くわからん」
思ったことをすぐに口にする割に、一番大事なことは言えない経一。
回線が切れた後、佳望に向けた届かない言葉が切ない。
「会いたいよ」
佳望の部屋に男がいると勘違いして動揺してたけど、自分はやっちゃってるという...

ep17:
初めてのノー経一回←字面
行かなくなった男の家の鍵は整理して、効率よく。
鍵という大事な物の扱いの軽さに、誘子の男への思い入れのなさを感じる。うっかり今の男の鍵まで捨ててしまうのは、全部手放して身軽になりたい願望の表れだったり?

ep18:
経一、ウェルカムバック♡
みんなで写真を撮ろうと提案する誘子。
証拠が残るのは困ると一度は断る経一だが...
女子3人はこのシェアハウス生活を思い出として写真に残したいのだ。
ソファに並ぶ時、確実に縮んだ経一と隣の間隔は、心の距離みたい。

ep19:
婚約者がいる経一と付き合おうとするからには、誘子は自分が一番なり唯一にはなれないと知っているわけで。
さみしいから次、の結果もっとさみしくなってしまう。
経一は、自分が釘野郎になって彼女をすり減らすなんて「まっぴらごめん」なんだ。

ep20:
やらかしちまった、やらかしちまった...
あー泥棒に入ったのに何も盗らずに帰って来た♪
観ると脳内どぶろっくが歌い出す。
思い出の?写真や削られたティッシュボックス。
誰もいないリビングにも4人の生活が感じられて。
その妄想、私も混ざる!

ep21:
オチ役が深ちゃんから経一に選手交代した記念すべき回。
「今」
「この部屋の屋根裏で」
「姿をなくした1人の男が」
「ニヤリと笑った」
偶然が生んだ虚構がふと現実に繋がる瞬間。
それを4人が同じく感じたなら小説のアイデアとして「悪くない」。

ep22:
「君の本音が聞いてみたい」
人に興味がなければ小説なんて書かないわけで。
季香にとって中国語が本音を言うためのスイッチなら、経一のそれはメガネを外すこと、なのだろうか。
季香がバッチンして捻れたままのサスペンダーが超キュート。

ep23:
たった1行を伝えるために100ページを費やす。
効率は悪いけれど、それが経一にとっての表現方法で。
だから「会いたいよ」みたいに、短い言葉で自分の気持ちを伝えることに躊躇してしまうのかもしれない。
要約したらタイトルより短くなる奇跡(笑)

ep24:
深の夜にまつわるトラウマと、シェアハウスを選んだ理由が明らかに。
夜の部屋で深がイラストに描くのは、共に暮らす3人と自分。
それは今の深にとっての拠り所で、夜から守りたいもの。
剣を求めた深の願いを叶えようとするエイジの優しさがいい。

ep25:
西野桂一の小説を読んで泣く誘子。
釘の話は微妙でも小説なら「めっちゃ刺さった」。
経一の伝える手段はやはり小説で。
人を動かす作品を書く彼は誘子の言う通り天才、なのかも。
経一、一瞬ヤらしいこと考えたね...からの、ドアの外に波乱の予感。

ep26:
「しかし驚いたな、8回もする奴がいるとは」
「仕返しに3回しちゃったけどね」
主語がなくても話が通じる関係というのは、たとえ2人の間に何もなくても色っぽい。
そりゃ季香も嫉妬で包丁おっ立てサラダ作るわ。平野レミか!
私もお相手して←何の

ep27:
シロもクロに挟まれれば、クロに。
疑惑に取り憑かれた季香。
わざと誤解を解かず本心を引き出す誘子の巧みさ。
でもそれを超越して深の本能が最強。
しかし季香、マジか〜。
オセロを見ると、なんだか無性にオレオが食べたくなるの。

ep28:
前後を隠すと意味が変わる。
経一も「責任取ってよね」を勘違いするわけで...
発言の一部が都合よく切り取られて、ネットで拡散されて誤解を生む。
そんなあるあるは「面白くないかも」。
「スキ」だけを見るのは危険だ。
経一、よく気付いたな〜!

ep29:
「勝訴!」←違
何回もスキスキって言っちゃう罪作りな経一。
人の心の機微は感じ取れても、モテた経験がないと(気付いてなかっただけかもしれないけど)自分に寄せられた好意には鈍感なんだね。
中国語でしか本音が言えない季香が、切ない。

ep30:
股間の三遊間にクリーンヒット、に全部持って行かれがちだけど、実はすごく切ない回じゃないですか。
幸せなサプラーイズ♡のつもりが裏切られた佳望も、彼女の帰りを素直に喜べない経一も。
痛むのは股間より、心だ←

ep 31:
佳望が好きなもの、比較とクイズ。
「絶対に負けない」
彼女はそう言うけれど、きっととても不安だ。
誰かと比較して自分の優位を確認して、答えを言葉にしてもらうことで安堵を得て。
強さに隠された弱さに、経一は気付いているだろうか。

ep32:
彼呼び、フィアンセ名乗り、腕組み...
自分の立場を女子3人に誇示する佳望。
それはわかるけど、職業ディスはいただけない。
女の戦いに1ミリも入れない中、季香が中国語で話し出した時点で色々察した経一に成長を感じる。
ナイスファイトー!←慰め

ep33:
経一に聞かれたくないことは中国語で。
便利な共通言語を持つ季香と佳望。
作り笑いで疲れてるのも、本音が言えなくて余計なものを溜め込んでるのも、実は2人とも同じなのでは...?
見せつけのイチャイチャにデレっとしちゃう経一、可愛いぞ!

ep34:
女と女の戦い第2弾、答えが欲しい女vsコーヒーを消費させたい女。
占う側と占われる側になった時点で、戦う前から既に深ちゃんの勝ちは決まっている。
コーヒーの賞味期限より確かな未来なんて、誰も知らない。

ep35:
女の戦い三部作、ここに完結(?)
佳望と誘子、限定50着のワンピース被りでアイデンティティ崩壊の危機。
それを天然ボケで救う、大岡裁きならぬリプサリス裁き。
経一、やっぱりあなた天才なの?

ep36:
誘子はサクッと安眠、
季香は隣にいる人、
深は闇からの脱出。
理想のプロポーズが反映するそれぞれの願望。
ナンバーワンでありたい佳望と彼女がオンリーワンの経一、2人のプロポーズの最適解は?
本心しか言えない、経一のブレなさが好きだ。

ep37:
「弱点があっても、佳望さんは十分いい女ですよ」
季香に答えた「だといいんだけど」はきっと経一に対しての想い。
経一は決して佳望を減点方式で評価したりしないのに、まだそれは伝わりきっていないみたいだ。
この笑顔を佳望に見せてあげたいな。

ep38:
金目の物より妄想が大事。
お仕事大丈夫?な泥棒2人組、再び登場。
ハーレムハウスはスーパーハーレムハウスへ。
当番表に増えた佳望の印だけがバラである理由。
それはバチェラー経一が最後に名前を呼んでラストローズを渡す相手が、佳望だからだ。

ep39:
3人とも案外仲良くやっている佳望の姿に安心する経一。
彼女は確かにこの生活を楽しんでいるようだけど...
不安な気持ちは道化師の衣装に隠されて。
彼女のために憤る経一の姿を佳望だけが見ていないのが、惜しい。

ep40:
アイスクリームに塩辛。
意外な食材の組み合わせは新たな美味しさを引き出すけれど...
果たして塩辛は経一にとっての3人か、桂一と3人にとっての佳望か。
5人の味は素晴らしいマリアージュとなるだろうか。
ところで本当にそれ、イケるの?(笑)

ep41:
快調な経一のむっつり脳と裏腹に暗雲垂れ込める展開。
経一は答えられない前提、佳望は幸せな戯れのつもりで出したクイズ。
季香が中国語に閉じ込めた想いの鍵を、思いがけず佳望が開けてしまった。「喜欢」って言って欲しかっただけ、なのにね。

ep42:
中国語が鍵を開けたのは季香の想いだけでなく...
「あなたと同じ、本音しか言えない人」
佳望は本音しか言えないけれど、言えない本音もある。
だから誘子と同じようで同じではない。
佳望は季香の言葉で、自分も誘子に嫉妬していると気付くのだ。

ep43:
飛びます、飛びます←
経一と誘子の間に割って入らなければ。
敵いそうにない相手に、勝っても仕方ないところで張り合う佳望の防衛本能。
婚約者さえ自分の味方ではなくて...
でも自分が悪いと分かっているから、余計にやりきれないんだ。

ep44:
比較すればなぜ選んだかは説明しやすい。
でも自分が愛されている証拠にどんな理由を集めても不安になるばかり。
だって本当は絶対的な愛が欲しいから。
物音、脱ぎ捨てたスリッパ、直前の状況からの経一の推測が鋭い。
先生、サインいただけますか?

ep45:
「佳望じゃなきゃダメだ」
比較してより良い物を選ぶのとは違う。
佳望は唯一無二の存在なんだ。
強く引き寄せて抱きしめる経一の手が語る、確かな気持ち。
誤解は腕の中で溶けて、最後に「スキ」が残ればいい。
誘子のナイスアシストがほろ苦い。

ep46:
上機嫌で仕事へ向かった佳望と入れ替わりにやって来たのはエイジ。
代わりの物件に3日後から入居可と聞き乗り気な3人。
経一はなんだか複雑な表情で...
これで予定通りの新婚生活が送れるのに。
見送る側は、旅立つ側よりなぜかさみしい。

ep47:
牛丼は全卵紅生姜多め派←
「世界が明るくなった!」
大事な人を覆い尽くす夜を斬った深に。
本音を語り始めた季香に。
効率だけではないと気付いた誘子に。
3人それぞれ旅立つ区切りは訪れて...
では、経一と佳望には。
泥棒には2回驚く理由が?

ep48:
「戻って僕の唯一でいてくれよ、佳望」
佳望が不安に揺らいでも一貫してブレなかった経一の愛は、ようやく言葉として実を結んで。
これ以上ないプロポーズを引き出し、これにて3人のミッションコンプリート。
さて「出しちゃおっか」となるか。

ep49:
経一が49日間で変わったのは「ちゃん」で呼ぼうとする、歩み寄りの姿勢。変わらなかったのは、佳望への愛。
婚姻届を出せていないこと(!)
小説よりも奇なり、な481日の最初の1日が始まった最終話。
また第2弾で新しい経一に会えますように。

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