署名簿に印刷された市区町村名

はじめに

 これはnoteに既に書いていたかな?と思ったら未記載だったネタ。東海テレビニュースなどで、不正と思われる署名には市区町村名が印刷されていた、についての考察です。

 なお、今回は証拠等々に基づく内容ではなく、一般論的な内容です。

印刷の状態の前提

 市区町村名印刷については、比較的早い時期から、ネット界隈では指摘されていました。また、田中事務局長記者会見でも、活動終盤で印刷署名簿を作った旨の発言がありました。

 この市区町村名印刷ですが、印刷署名簿についての認識の前提を記載します。

・白紙から、署名簿様式を一旦印刷
・当該印刷署名簿を、開梱しプリンターにセットし、印刷を重ねる

なお、郵送受任者に対する委任状名印刷も同様手法(プリンターにセットし印刷を重ねる)が行われていたようです。

印刷の理由は?

報道等では、偽造署名の作業効率化の為?のような記載がありました。わざわざ印刷するのでしょうから、何らかの「思い」があったと推測するのは自然な事と思います。それでは、具体的にどんな思いだったのでしょうか?

以下は証拠も何もありません。私の考察です。
可能性を含め、以下に羅列してみたいと思います。

①なんとなく
②受任者委任状印刷とセットで行い、受任者が担当外選挙区の署名収集を防止する目的(間違い防止)
③(佐賀作業など)名簿書き写し作業における記入負荷軽減
④(佐賀作業など)作成署名簿数管理

①なんとなく

正直、深く考えずなんとなくあったらいいな、的な発想。
まぁあるあるでしょうね。。。
逆に、私が深く考えすぎという事です(苦笑)。

②受任者委任状印刷とセットで行い、受任者が担当外選挙区の署名収集を防止する目的(間違い防止)

今回は、受任者からのそのような署名簿報告が見当たりませんので、現時点ではこのケースは無いと考えています
一方で、正規に活動する上では、間違い防止には有効な方法と思います。

③(佐賀作業など)名簿書き写し作業における記入負荷軽減

これは一部界隈で言われている事象。確かに効果は否定しませんが、私の感覚としては①のなんとなく、と同じレベルかなぁとの印象。

1枚の署名簿に7人記載。
文字数は、市区町村名3文字、以下住所6文字、氏名4文字として、
(3+6+4)×7=91文字/枚
このうち、21文字の削減です。約20%減。まぁやるかなぁ・・・?

一方で、印刷枚数をミスった時、書き写し元名簿はあるのに、書き写し先署名簿用紙が不足になったり、逆に余って署名簿を無駄にしてしまう可能性も生じます。

まぁ、その辺を適当にやった結果が、自治体ごとの数量ばらつきになった、との可能性もありますが。。。

④(佐賀作業など)作成署名簿数管理

そして③の末に書きましたが、署名用紙の過不足生じることを利用し、作成したい枚数だけ印刷したという考え方。

署名の元ネタとなる名簿記載人数>欲しい偽造署名数

なら、必要性に駆られて実行した可能性はあると思います。

ただし、このケースの場合、前提として「欲しい偽造署名数」の設定が必要。そんなもんあるのか?が疑義として残る事項です。

まぁ私は、投入された不正な署名数は数量が管理された投入をされたのでは?との思いがあるので、④のような発想に至っているだけ。。。かもしれませんね(ーー;)

無効署名の数量分析は以下をどうぞ。

終わりに

2021/6/10時点で、検察は起訴せず、警察は追加で逮捕し、結果拘留延長が続いています。最初の逮捕容疑が40名分の署名偽造としていたのもびっくりですが、どこまで拘留を引っ張り、いつ起訴になるのでしょうね?
また、起訴時点で、何筆分の署名に関する地方自治法違反(署名偽造)として出してくるかも興味ありです。

何とか早めに起訴して、裁判という公開の場に情報が出てこないかなぁ。。。


皆様はどう感じられましたか?

今回はこれぐらいで。

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