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2020 第2節 京都サンガ×ジュビロ磐田

2020年6月28日(日)

明治安田生命J2リーグ 第2節
@サンガスタジアムbyKYOCERA

京都サンガ 2-0 ジュビロ磐田

得点者:ピーターウタカ(28分、48分・京都)

1.フォーメーション

京都 3142


磐田 442

2.試合展開

試合を通じて磐田がボールを握る展開。サイドチェンジを多用して相手を左右に揺さぶり、サイドから崩してのゴールを狙ってきた。

ホームの京都は532で守備ブロックを作り、自陣に引いて待ち構える。2トップが相手のボランチを消し、中盤の3人が縦パスのコースを遮断。さらに左右にスライドしてサイドから中に入ってくるボールをシャットアウト。

森脇がルキアンを、バイスが小川をそれぞれ完封していたためほとんどチャンスは作らせなかった。

守備から堅実に入った京都は28分に金久保→ウタカで先制点を、47分に荒木→宮吉→ウタカで追加点を奪う。
一時は京都の左サイドから押し込まれるシーンもあったが、交代枠を使って守備強度を保ち、危なげなく試合を運んで完封勝利した。

【雑感】

京都の守備が光る試合だった。

各ポジションで役割がはっきりしており、特に中盤の3人は広い横幅を見事に3人で埋めきった。
カバーしきれないスペースが出ても3バックが中心となってしっかり抑えていた。

なにより攻守の切り替えや球際のデュエルは京都に分があったように見える。中断期間で、その点に重点を置いてトレーニングしていたのだろう。

簡単に当たり負けしない、相手に前を向かせない、潰してでも止める、90分走りきる。
フィジカルコンディションが整っていないとできないことだ。

戦術的な面はもちろんだが、そうした根本的な部分で京都は磐田に勝っていたと思う。

メンバー選考についてもセンターラインはボールの配給ができる選手を、両翼には仕掛けていける選手を配置し、攻撃に移った時にチーム全体で狙いが共有しやすくなっていただろう。

その影響か、山口戦ではしばしば見られた「ウタカに頼りきったロングボール」「WBの孤立」が解消されたことで単調な攻撃が大幅に減った。

攻守にわたって運動量が多く味方をサポートできる宮吉、曽根田の献身性によるところが大きいため、他の選手が出場した時に一貫して行えるかが今後のポイントだ。

【最後に】

リーグ戦再開を迎えられたのは、コロナ対策、Jリーグ再開に尽力した全ての人のおかげである。

1試合1試合サッカーを観れる喜びを噛みしめながら、昇格に向けて突き進むチームをサポートしていきたい。

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