3度目の春である

早いもんですなぁ。

早いものでもう3月。
元同僚と再会して3度目の春を迎えようとしている。

あの時はただただ逃げたくて仕方なくて、でも気力なんてものは何もなくて、毎日が本当に無駄に過ぎるような日々だったなと。
元同僚から連絡が来て、会うことになって、酔っ払いに自己肯定感を高められ、よく分からないことになって。
そんなことで気力が湧くんだからきっともう、限界ギリギリだったんだと思ったわ。
元同僚の誕生日前日に再会して、一番にお誕生日おめでとうを伝えたのは私だったなぁ。

2度目の春は色々なことが変わり始めた春だった。
元同僚が私とのことをちゃんと考え出した春でもある、らしい。
あの人の人生の中に、日々の生活の中に、私という人間がきっちりと組み込まれ出した。
これまでのように一緒に過ごすことが出来ない中で、元同僚なりに私とのことを上手く運ぶように動き出した春。
私のメンタルが弱った春でもあるけどね。
そしてやっぱり元同僚の誕生日を一番に祝ったのは私だった。
なんてことない日々を、なんてことなく過ごす幸せを感じていた2度目の春。

そして迎えた、3度目の春。
今年は一番には祝えなさそうだな~と思っている。
私も仕事が忙しくてちょっと無理だし、元同僚は元同僚で忙しい様子。
例年に比べて2人とも忙しく過ごしている真っ只中。
3度目の春は恋人として迎えたけれど、あまり変わりはないのかなと思う。
長らくセフレ(非公認)だった私たちですが、きちんと出来て良かったのかなと最近は思えるようになってきている。
この先は地獄でしかないと理解していてもそうなったんだから、この際もう諦めよう!と思うことが出来たのかもしれない。


1度目は愛だの恋だのなんてものはお互いになかった。
少なくとも私には全く、人としての好意しかなかった。
2度目は慌ただしさの中でお互いの好意を滲ませるようになった。
目まぐるしく変わる状況についていくので必死で、でも思い返すとなんとも言えない気持ちになるような、そんな日々だった。
3度目はお互いに好意を疑うことも無く、ある種の傲慢さでもってお互いに向き合っている。
好かれていることを疑わない元同僚を見ていると私は未だに笑ってしまうのです。

私にとって春は転換期なんだなと思う。
遠い昔からずっと、良い方向へ何かが変わるのは春だった。
結婚を決めたのも春なら離婚すると決めたのも春。
夏は停滞期というか、良いことが全く無い。本当にない。
秋には後々になって思うと下地が出来る時。
冬は心身ともに弱りがちで病み散らかしていることが多い。日照時間なのか?????
まぁまぁまぁ、そんな感じで転換期をまた迎えるであろう春が来ている。

元同僚に対して思うことがないなんて言わない。
でもそれを上回るほどに愛情は注がれている。
自分自身を振り返り見ると「馬鹿だなぁ」笑ってしまうようなことばかりしているけれど、確実に1度目の春よりも幸せに生きている。
悩み事はなくならないし、考える事も山ほどある、全てが上手くいっているとは言い難いけど、それでもこうなってよかったなぁと思えるくらいには幸せです。


明日は午後出勤なのでお酒をたらふく飲む!
早めの時間にやめれるように既に飲み出している私であった。
仕事は何故か褒められ続けていてとても良い気分だったりするし、元同僚が何となく寂しがっていて可愛いなと思っていたりする。
4度目の春を無事に迎えられるように精進していきたいと思う次第ですね。
相手のあることなんだから尚更、努力したり理解しようとする姿勢を忘れないでいたい。
これだけ見るとめちゃくちゃに意識高い系な発言だけど人間関係なんてそんなもん。
無理しても続かないけれど、努力は怠るもんじゃないとは思ってる。


流行りのアレに罹った12月から嗅覚が戻らないまま3月だよ…笑
少しは戻ったけど薄ら感じるようになった程度の戻り具合で困惑していたりする…
ワクチン接種はちゃんとしたんだけどなぁ。
体の弱さが露呈しているのやもしれぬ。



変わらないで4度目の春を迎えたくて、でもきっと何かしらは変わってしまうんだろうなと思ってはいる。
元同僚がどう考えているのかなんて分からないけれど、それでもお互いに向き合っていけたらまだ良いのかな、なんて思う今日この頃。