本当のパートナーとの間では貸し借りが生まれない

「おてつさんが我慢することないと思うんですよ」

ある人にこう言われて気がついた。

そうか、普通の夫婦は、自分たちを一つのチームとして、一体のものとして利害を見ていないのだな。自分たちの方が特殊なのだな。と。


詳細を書くとちょっとややこしいことになるので、抽象的な表現ではしょって書くと

僕がある企画に参加することを予定していた。

ところが、妻は僕がそれに参加することを良く思っていなかった。

で、結果として、僕はその企画に参加しないことにした。


これは他人から見ると、
「妻のわがままで僕が我慢した」
「僕は妻に貸しを作った」
「これは将来のわだかまりになるかもしれない」
こう見えるらしい。

でも実は全然違うのだ。


僕は妻と一体でしか利害をとらえていない。

つまり、今回の結果、僕に直接的にもたらされた利益/損害と、妻に直接的にもたらされた利益/損害を合計して、それがプラスになるかどうか。あるいは、どちらの方がプラスが大きいのか。
それしか見てない。

だから単に「こっちの方がプラスだな」と思って決断しただけのことだ。


相手が自分にとって本当に大切な人で真のパートナーであれば、その人にとっての喜びは自分にとっての喜びになる。

だから常に二人一体で物事を見る。


この前は僕が得したから今回は僕が譲るとか、前回は妻に譲ったから今回は僕に従ってもらうとか、そんなことは全く考えない。

二人で一つ。

それがその人とパートナーになるということだと思う。

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