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選択肢が多すぎる

 現代社会を生きていると,昔よりも個人の自由さがある一方で,あらゆる場面で選択肢が多すぎるなと感じます.

 洋服が良い例ですが,Tシャツ1つとっても,無地なもの,様々な柄物,無地であっても胸ポケット付き,オーバーサイズのもの,たくさんのバリエーションが並び,チョイスに困ります.

 物が欲しいと思った時にはすぐに手に入り、何かを買おうと思った時には、多様な需要に合わせて多くの選択肢があることは良いことですが,逆にいきすぎてしまっているようにも思います.ミニマリストという言葉を初めて聞いてから久しくなりましたが,自分自身もそれに近づきつつあります.

 意識していないと,選択肢の波に溺れ,不必要な悩み苦しみに苛まれてしまうと感じているのは,私だけではないでしょう.

 欲は満たしても満たされ尽くすことはないことを理解し,現状やある程度のところで満足し,「足るを知る」こと,

 絶対的な正解のないことに関して,吟味しすぎても時間の無駄だから,自分はこれで行こうと信念を持つこと,

 また,吟味した上で,思い切って選択し,そこで出会った物や機会を良い縁としてとらえていくことが,

物が必要以上に溢れ,選択肢が多すぎる世界を悩み苦しみなく生きていくのに大切だと感じます.   

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