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編集者との対話~part9

【イラストの依頼~~7人目の孫誕生~表紙デザイン作成へ】

K「私の原稿を読んだ友人から感想を聞かせてもらいました。

Kさん、返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
色々やることが重なって、読むのが遅れてしまいました。

読んだ感想、とても、とても、“今”のKさんらしい、素晴らしい文章たちだと思いました。

どこかどう素晴らしいと思ったか、以下に書きます。
・ありのままの自分をさらけ出そうとしている
・そこに羞恥心はなく、打算や妥協もない
・むしろリスクすら背負っている感じがして、価値がある
・私自身、特に10章の終盤の部分で、かなり勇気付けられました
・過去のこと、現在のこと、未来のことについて、魂がこもっている感じがする
・一方で、自分の意見や主張だけでなく、もう一人の“眼”が効いていて、一人で突っ走っていないところが良い
・常に客観性を持ちながら、言葉を選びながら、書かれている感じがする
・4章の「世界は足元に広がっている」というところ、言うまでもなく大変共感しました
・あと3章の曹洞宗のお経の言葉、いいですね…。うちも曹洞宗なので、聞き覚えがあると思ったら、こういう意味だったとは。ここで終わらずに受戒して仏教徒になってしまうところが、素晴らしい。
・7章の「山手線の駅はどこからどこまでか」という問いのお話も面白かったです。なんて答えたんだろう?
・あ、言うまでもないことですが、文章、一つ一つのセンテンスが、とても読みやすかったです。句点の付け方や、漢字とひらがな達の配分とか、本当にスラスラ読めました

ちょっとエセ編集者みたいなことを言うと…
・各章のタイトルに一部抽象的な表現があって(2章や5章)、もう少し具体的な書きぶりにしてもいいのかな?と思いました。
・各章の終わりのほうで、「あなたはどうだろう? ○○してみてほしい」というように呼びかけて考えさせる箇所がありますよね。私は何の違和感も抵抗もないのですが、本当に相手に考えさせたい時って、実は「余白」なのかな、と、思ったりもします。
本当に素晴らしい教師って、あまり教えようとしない気がしていて、率先垂範と言うんですかね(いや違うかな)、あえて「答え」は言わない、という手法もありなのかなと思いました。
各章ともに前段までのご経験が素晴らしいので。

あ・・・、これは私の超勝手な意見ですので、スルーして全く問題ありません。
Kさんを知っているからこその感想かもしれませんね。お気になさらず!」

B【◆表紙デザインについて

表紙デザインの共有、ありがとうございます。
どちらも素晴らしいデザインですね。



→こちらは、少しビジネス書テイストのような雰囲気で、引き締まっている印象があります。


→私としては、こちらの案がより今回の書籍イメージに合うかと思いました。

これまでされてきた非常に振り幅の大きい様々な経験や、多様な価値観に対するオープンさや、枠にとらわれない、かつ前向きな生き方、

などがこの虹色な鮮やかな色とマッチしていると感じました。

また、特に辛い思いをされてきた人は勇気づけられる本になっているので、
明るい気持ちや、いい意味で軽い気持ちで読者には手に取ってもらいたいという意味で、虹色の表紙デザインが良いかと思いました。ご参考になれば幸いです】

B【ご感想についても共有いただき、誠にありがとうございます。

「あなたはどうだろう? ○○してみてほしい」というように呼びかけて考えさせる箇所がありますよね。
→こちらについては、この書籍をどのような位置付けの本にするか。
で変わってくるように思います。

当初はビジネス書のような雰囲気を残すために、ワークのような形で質問を入れておりましたが、ビジネス書ではなく、完全なエッセイや自叙伝のようにするのではれば、質問を省いてしまってもいいかもしれません。

質問や実践のための要素を省き、読み手に「自発的に考えてもらう」「自発的に学んでもらう」姿勢を求めるのがエッセイであったり、自叙伝にあたり、

反対に、読み手に手を差し伸べて、
具体的にノウハウ化をして丁寧に教えるのが「ビジネス書」になります。

今回の書籍はこのエッセイ・自叙伝とビジネス書の中間点に位置するものとして作成を進めておりましたが、血の通った哲学書やエッセイとしても十分なクオリティーになっているため、

改めてこの本をどのような位置付けで出版されたいのかが、
一番大切な判断基準になるかと考えました。

長々となってしまい、恐れ入りますがご確認いただけますと幸いです】

k「ご意見ありがとうございます。私も虹色が希望をあたえ暖かいメッセージとして受け入れられればとかんじました。

またビジネス書テイストのような雰囲気の表紙は
帯の所の3つのコピーが効いていて、読者が1秒で瞬時に目に付くと思い、いいなあと思いました」

B【まさにおっしゃる通りかと思います!
マーケット視点で売ること(興味をひくこと)を考えるなら、「ビジネス書テイスト」が僕も良いかと思います。
反対に、この書籍をご自身の大切な人生作品として捉えるなら「虹色表紙」かと考えました。

いずれにせよ、どちらも素晴らしいので、悩ましいですね】
(つづく)

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