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粉ミルクと液体ミルクを最大活用

新生児の育児をしていると 母乳とミルクの併用をどうするかという話も出てきます。

ミルクを少なからず使用するようになってくると、粉ミルクでいくのか、液体ミルクでいくのかについても考える必要が出てきます。

粉ミルクと液体ミルクのメリット・デメリットを理解して、より良い育児となるように使用していくことが望ましいです。

個人的にはまず、こちらのセットを購入し、液体ミルクの運用に慣れることをお勧めします。防災や緊急時の意味合いからも持っておいて損はありません。

賞味期限も 12ヶ月~18ヶ月 あるので、最悪使用しなかった場合転売しても問題ないかと思います。

粉ミルクと液体ミルク比較表

各社のHPなどから一般的な違いを比較しました。

粉ミルク

日本においては1917年以来、粉ミルクは販売・使用されてきていますが、母乳育児が盛んなことも有り、粉ミルクを使用しての育児は需要が伸びてきています。

今後も世界中で需要は拡大するでしょうが、日本国内ではそもそも需要が元々大きくないのと、少子化の影響でマーケットとしては縮小傾向にあります。

そうなると困るのが、企業の参入や研究開発が日本国内で疎かになる可能性があり、消費者としては商品の選択肢が少なくなり、値段も割高になる可能性があります。

液体ミルク

粉ミルクに対して、液体ミルクは 後発です。2018年までは法律で液体ミルクの製造販売は禁止されていましたが、2018年に規格基準が定められそれに伴って液体ミルクの製造販売が各メーカーから始まっています。

厚生労働省は乳児用液体ミルクの国内での製造・販売を可能にする規格基準を定めた改正省令を8日に施行する。これまでは基準がなかったため販売は海外製品に限られていたが、今後は国内メーカーが商品化できるようになる。加藤勝信厚労相は7日の閣議後記者会見で「災害時にも有用。早く流通するよう事業者の取り組みを期待したい」と話した。

液体ミルクは牛乳などを原料とし、「乳幼児に必要な栄養素を加え液状にしたもの」と定義される。

日経新聞 2018年8月7日 16:00

液体ミルクのメリット・デメリット

あくまでも良いとこどりのハイブリット運用をする前提ではいますが、液体ミルクは粉ミルクに比べて単価が高くなるので、個人消費者目線でハイブリッドで取り入れるメリット・デメリットを確認しておきます。

◎調合しなくて良い

何においてもこれに尽きます。粉ミルクの面倒な点は調合(計量して、70度以上のお湯で溶かして、冷まして)の手間です。

特に夜間の授乳の際には寝ぼけ眼で何回もミルクを作ることになることを考えると、液体ミルクを使用することでずいぶんと睡眠も改善されます。

災害時の利用を考えても、お湯を準備する手間であったり衛生上の懸念だったりを考えると液体ミルクを備蓄しておくことに軍配が上がります。
そういう点では日本国内における液体ミルクの販売解禁は災害大国日本の事情を反映していると思います。

△ ランニングコスト・ハンドリング

単純に単価が高く、賞味期限が粉ミルクに比べて短く、液体なので重たく。というのがデメリットとして分かりやすいです。

離乳食が始まる目安の使用量 を「明治微笑みの目安量」から考えると

5ヶ月間で 138.6 L 、 つまり 138.6 kg!!!
800g 缶にして、23缶 です。(20ml / 2.6g で計算)
800g 缶が 2,200円 として、50,600 円 です。
12ヶ月で計算すると 348.6 L で、125,400 円 です。

廃棄率 は20% はあるなという印象ですので、全てを粉ミルクで実施すると実際には 半年で 6~7万円ぐらいの費用はかかると想定できます。

母乳は偉大です。手間もコストも段違いで優位性があります。
が、母親の負担の高さを考えると、お金で解決できるレベルであれば解決したいと思います。
母乳だけで育児を完了した場合、差額を還元してください。

◎ 即時性が高い

明治の らくらくミルク では 缶に アタッチメントを取り付けることでそのまま哺乳瓶として使用できます。

天才の所業です。
哺乳瓶と言えば ピジョンの母乳実感。液体ミルクといえば明治のらくらくミルク。
この2つがコラボしたことで盤石の体制です。

森永のパウチも優秀

森永も エコらくパウチ というのを出しています。

こちらはパウチなので、持ち運び重視です。
お出かけ用にはこちらを用意しておくのも良いと思います。

これが、コンビニなどで買えるとよいのですが、全国の1,500店舗の西松屋で買えるので出先調達でも良いです。

デメリットを補って余りあるメリット

を存分に活用することで有意義なミルク生活を送りましょう。

各国のミルク事情

簡単に 価格比較だけ アメリカとイギリス のアマゾンベースでやってみます。

 アメリカ

Similac というのが有名なブランドのようです。
Amazon.com で出てきたのは、 30.8oz = 873g の商品。
元値が 38 米ドル で 割引がついて 24 米ドル。現在の円安のレートからすると、24米ドル = 3,700 円 程度 にはなるので、 日本の 800g が 2,200円程度の相場からすると割高です。円高に戻って、110円/ドル 程度までいってもまだ割高です。少し意外な印象です。

他にもいろいろな商品が有りましたが、基本的に粉ミルクでも液体ミルクでも 栄養を付加したものやオーガニックに気を使っているものが多く、少し特別な物感はありました。

イギリス

処変われば品変わる。 Cow & Gate が一つ有名なブランドのようです。
800g で 10.5 英ポンド。

気づけば 200円/ポンド なんて円安になってしまったこのご時世ですが、それでも 800g 2,090 円 程度。 円高に戻れば 日本よりは圧倒的に安くなりそうです。

しかし、なぜ ミルクの世界は 800g/缶 が標準サイズなのでしょう。別途調べてみたいです。

印象的だったのが、Amazon.uk で milk formula で検索すると圧倒的に液体ミルクが検索結果に出てきました。イギリスは液体ミルク推し文化のようです。

日本のマーケットは凄かった

日本のマーケットは縮小云々と勝手に書きましたが、アメリカ・イギリスと比べると価格を見ても日本の品質や工夫を見ても良いものだなぁと感じました。


#男性育休
#育児・教育

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