254. ゴールテープに注目
昨日、今日と開催されていた大学生による駅伝大会を自宅で観戦した。
地上波テレビのアンテナがなくても、インターネットで配信されており、良い時代になったものだ。
さて、選手たちの走りや順位はもちろん、今回特に注目したのはゴールテープの係の人達だった。
陸上競技をやっていた家族によると、ゴールテープは1位の人だけが切ることができ、2位以降は空想上のゴールテープを切ることになっていることが多いという。
しかし今回見ていた駅伝大会では、ゴールテープを張り直す時間的余裕があれば都度準備をしていた。
写真映えの都合もあるのだろう。
「張り直してもらって優しいねぇ」
としきりに家族は言っていた。
自身が走っている時はそういうことはなかったらしい。
ゴールテープ担当の人達も大学生っぽかったので、就職面談において「学生時代に印象深かった出来事」のネタにしたりするだろうか、と勝手に想像した。
チームワーク、状況判断力、テープ担当に抜擢されるための自身の強み、とかを語れるだろうか。
いや、よほど駅伝が好きな面談官でないと全く盛り上がらないネタだし、話が全然膨らまないなと思った。
面談官の立場だったとしても、いきなりゴールテープ担当の話をアピールされてもどう返したら良いか分からない。
とは言え、選手のゴールシーンを飾る大事な役割である。
時間としては30分~1時間の作業だが中腰でかなりお疲れ様なのであった。