20180327体験学習理論を考える
<はじめにのはじめに>
2018年3月27日、今までの蓄積をなんとなくアウトプットします。
「体験学習サイクルの覚書」から1年、マイルストーンをふたたび。
主にSTEP合宿2018での発想をまとめます。
<前回までのあらすじ>
最新の自作体験学習モデル。Kolbの体験学習サイクルをベースに種々の理論を盛り込み。
・自己分析ツールを組み合わせることで、個々の得手不得手を簡単に分析、学習スタイルの特定も容易。
・細分化することで、状況把握と次のステップを把握可能に。
U理論とルーブリックを組み合わせて、サイクルのスパイラル構造を階層分け
さらに図式化
「アクティビティの選び方」より
PM理論✕アクティビティのタイプ✕タックマンの発達段階
<あらすじ>終わり
ひとまず前回作成したレベル表をアップデート&更新(まだまだ未完成)
・課題解決系のアクティビティの後の振り返りをアプローチなしで進めると、解決法についての話題になりやすい?
・ファシリテーションのアプローチを考える上で、サイクルを逆回転させる考え方が必要?
・逆回転も含め、体験学習サイクルを自己の内面と外面に分けて考えると、何故かズレが生じる。
フロー(ゾーン)状態を作り出すカギは、「課題レベルと能力レベルのバランス」にある。
PM理論から、体験学習サイクル(M系統:内面:資質や能力の成長)とPDCAサイクル(P系統:外面:課題への適応や対応)に分離し、サイクルを図式化。
・サイクルがP(赤ライン)とM(青ライン)の二重円となり、疑問点や矛盾点がある程度解消。
・Pが先行して、意識のコントロールによってMが追随する。全体として「ばね」のような動き。
・立体化したスパイラルは奇しくも「二重らせん構造」(DNA構造に近いもの)となった。
・持論形成が行われることが成長として扱われる。「PとMのバランスを保つ」ことが重要。
・その他の部分は説明が非常に難しいので、現段階では割愛。
レベル上昇とともに二元論からの開放が行われるはずが、図式化することで二元論に戻っている。これは「図式化」という行為そのものが「一つの視点からの創造物」であり、"そのもの"自体は全て同じだろう。様々な分野で語られている「確固たるもの」は全て「同じものを様々な点から観ているだけ」と捉えると、全体像が捉えやすい。
<おわりに>
・今回の体験学習理論の捉え方によって、今までの不満点は解消された。特に、実践時の活用が容易。
・とても複雑なので、洗練しなけければならない。
・まだまだ妄想の段階。新たな1年に向けて、引き続きアイデア募集。