20171025体験学習のスパイラルを考えてみる
2017年10月25日、「体験学習サイクルの覚書」続編。
なぜ同じ体験でも、人によって学びの質が異なるのか。
サイクルを回すコツはどこにあるのか。
体験学習でよく語られるスパイラル理論を細分化、階層に分けて考える。
以下、適当な考え。「そうだったらいいのにな」の世界。
サイクル系の理論では必ず語られる「循環過程」や「スパイラルアップ」。サイクルを回すことで、成長(進歩)することを示す。
前回の体験学習サイクルをベースに…
・体験学習サイクルの移行部分(黒矢印)に注目。
・経験の差でサイクルを回すスピードや深まりの違いをルーブリック的に書き出してみる。
・ルーブリックの階層を次元として考えてみる。
・U理論(サイクルの左上)では階層が分けられている&上りと下りで共通の階層があることに着目。
・「Uの谷」に対して「Uの山」を作り、サイクルを形成。
・経験豊富なほど、視座(立ち位置:次元)が高まり、より深(高)くサイクルを回すことができることがわかる。
・視座の高め方については、色々なものを階層に分けてヒントとする。
・自分の立つ次元のひとつ下までを観察することができる。
・3次元から4次元多次元への移行は、二元論の一元化する試みが必要。つまり、自分で進まなければ辿り着けない。
このリストは日々調整中。まだまだ未完成。アイデア求む。
・最後はサイクルに階層を取り入れる。
・内側に行くほどレベルが高く、中心部では4つのすべてが同時に起こる(4次元的な感覚:ゾーンなど)
空白に書き込むことでサイクルを回す、ワークシート的な活用も可能。
・体験学習サイクルの象限別アプローチがあるのと同じくして、成長段階に合わせた育成手法を考えるべき。
・インプットアウトプットの得手不得手(象限)と経験のレベル(次元)によって、必要とされる学習方法が異なる。
・おそらく「低次」は主体性の形成段階にあるため受動的な基礎教育、「高次」になるほど能動的で主体性を高める学習が有効(基礎のない能動的学習は効果が薄い)。
・学習者の能力見極めと、それに沿ったアプローチ方法を選択できることが必要な能力。
・そのためには自らの視座を高めること+経験の量(広さ&深さ)。つまり自身のサイクルを回す力を高めること。
野外活動とトラウマ治療、体験を扱うという意味では同じ。もし心的システムが共通であれば、指導法と治療法に接点があるのでは。