EAD(労働許可証)を取った話
アメリカで働くため、EAD(Employment Authorization Document, 労働許可証)を取得しました。私の場合、J2ビザホルダーなら、ほぼ確実に取得できるとの事前情報があり、それが渡航を決意する一因でもありました。結果的に取得まで約3ヶ月半を要しました。これは2023年7月の出来事です。
書類を用意する(1週間)
申請の手順は次のブログを参考にしました。先達の情報のおかげで、書類作成は難しくなかったです。
私はオンライン申請ができなかったため、印刷した申請書を郵送しました。その際、私と夫(J1ビザ保持者)の滞在資格を証明する書類(写真やパスポート、VISA、I-94、DS2019のコピーなど)も必要でした。これらは渡航前に準備できるものもあったのですが、まあ渡航前は忙しいので仕方なし。
写真の用意
自分は幸運にもアメリカのビザサイズの写真が2枚あったので、それを提出しました。しかし、慣れない土地で写真を準備するのは時間がかかりそうです。実は、CVSやWalgreenなどのドラッグストアで、写真撮影と印刷が可能です。
費用の支払い
410ドル手数料を小切手(Check)かクレジットカードで払います。小切手は銀行でChecking accountを開設している必要がありますし、慣れない土地で小切手での送金の仕方がわからなかったので、クレジットカードで払いました。クレジットカードはアメリカで発行されている必要があったので私は夫のクレジットカードで払ってもらうことにしました。ちなみにクレジットカードの支払い申込書も紙で提出します。思ったより紙のプロセスが多いんだなあと驚きました。
書類を送る(1週間)
入国してから書類を準備していたら結局1週間くらい経ってしまいました。まあ頑張った方です。その後、USCIS(アメリカ移民局)へ書類を送付しました。
住所に応じて送付先が異なるので、自分の住んでいる州に合わせて選びました。
郵送は郵便局で行いました。トラッキングをしたかったので、Priority mailというのを使いました。Priority mailは郵便局(USPS)に行くと専用の封筒が無料で置いていますので、書類を持ってその場で宛先を書いて、窓口でお願いしました。支払いが終わるとレシートに記載のIDで追跡できました。概ね1週間弱で先方の窓口に届いたようでした。日本の感覚からするとちょっと遅いですが、早くしたい場合はお金を払いましょうということなのでしょう。
書類を送るだけでもそもそも宛名の書き方がわからなかったり封筒が無料でもらえるなんて知らなかったりするので、なんだかんだ時間がかかりました。
許可されるまで待つ(90日)
移民局に届くと先方から受け取った旨の手紙が届きました。こちらにUSCISのログインナンバーが記載され、ログインすると自分は今どのような状態か、あとどれくらいで終了するのかがわかります。
基本的には90日以内に申請の可否が決まるとのことでした。私の場合は最初4 Weeksと表示されたので思いの方が早く進むんだなぁと呑気に構えていましたが、これが1週間前になった頃合いに"予想よりも長く時間をかかることになります"というようなメッセージが表示されてしまいました。
その後2か月くらい表示が変わらずとりあえず待っていると本当に90日後に変化が訪れました。あと5ヶ月でプロセスが終わりますよと表示されました。まじかと思ったんですが、翌日にまた確認すると2ヶ月後に変わりました。笑
ついに許可された(2週間)
そうこうしている内に2ヶ月後だよと表示された1週間後にソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)の原本が届きました。実は以前アメリカで仕事をしていたことがあったので、SSNを持っていたんですが、現物が見つからなかったので、再発行頼んでいたのです。それが届いたので、もしかしたらEADの許可も出たのかなと思いました。そして、その翌日にUSCISからEAD Approvalの紙が届きました。
USCISにログインするとカードは発行されてUSPSで発送されるとのこと。その後なんだかんだでApprovalの手紙が届いてから翌週にカードが到着しました。やったぜこれで働ける。
終わってみると
結局本当に予定通りの時間(申請到着後3か月)でことが終わりました。ということは書類を事前に用意していたり、Priorityに速達(Express)を付ければもう1-2週間は早められていたかもなあと思いましたが、まあ結果論。時期によっては手続き完了が前後すると思いますが、のんびり構えるのが必要なんだなと思いました。みんな言いますが、アメリカのお役所仕事は本当にお役所仕事という言葉が似合うほどゆっくりしています。あるいは日本が早すぎるのかな?
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