『例えば、きっと、たぶん、』

君に伝える為に
僕は話すのだけど、
ソレについて考えてしまうことがあります。

声に出して、
言葉を音にした瞬間、
頭の中にあったソレを
僕は手放すのだろう。

一部でもあった僕とソレを離すことは、
不安やら苦痛やらが伴うし、
ソレを君に向けることは、
ものすごく恐怖を感じてる。

ソレを否定されること、
ソレが受け入れてもらえないこと、
ソレに反応してもらえないこと、
ソレで離れてしまうこと、
ソレは想像させるから。

例えば、僕がソレを君にはなす時、
きっと、君は応えてくれるけど、
たぶん、それは本音とは限らない。

僕は、君に好かれたいだけなのかな
僕は、君に嫌われたくないだけなのかな

僕は臆病だね。
こんなことを君に言えたらと思うし、
こんなことを君に言いたいとも思うんだ。

君に伝えたいソレが多すぎて混乱して、
君に伝えたいソレがないことに絶望してる。

僕は、君を想うふりをして、
僕のことしか考えてないね。

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