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初心を取り戻すための雑記 - キャストアワーSP九段曲解説編


はじめに


初めまして。IIDX一般プレイヤーのKRRG(くるるぎ)と申します。

今回はIIDX29SP九段の曲を1曲ずつ解説していこうと思います!

先に注意ですが、あくまで自分個人が見て思ったことを書いただけなので必ずしも参考になるとは言えない部分もあるかと思います…ご了承ください

ほんの一部だけでも参考になってくれたらとっても喜びます!ぜひ読んでいってくれたら幸いです!


自分の実力


SP皆伝/DP九段です。全白でした(不忍で黒イカ登場により剥奪)
リアル八段の時は花粉症とサンパラに苦しめられてました(当時トリコロ)


なんで皆伝が九段の解説を?


SP九段は10年近く前に通り過ぎたところですが、音ゲー用のツイッターアカウントを作ってから成長期のプレイヤーの方々と交流するようになり何か上達やモチベアップの手助けになればな〜と思い段位攻略記事でも書いてみるかと思ったのがきっかけです。

それとIIDXを長年続けてる中で譜面とにらめっこするのは皿曲以外でほとんど無かったので、初心を取り戻すためにも普段ぼんやり見てるだけの譜面をじっくり見て何かを得たいと思ったのもあります。実際に今回の記事を書いている中でも自分の中での収穫はありました。


IIDX29 CastHour SP九段曲解説


1曲目 鴉(SPA☆11)


言うことなし。

…いやほんとに無いんですよね。

譜面の癖や難しさで言ったら八段の忍恋花やスターライトダンスホールの方がよっぽど強いと思います。なので八段を既に合格していて☆11のイージークリア埋めをしているプレイヤーなら問題なく抜けれると思います。

強いて言うなら皿と白鍵2、3個の同時押しが頻繁に降ってくるので3:5半固定などの崩し運指を綺麗に使えると安定感が増すと思います。

同時押し主体なのでなるべく縦認識はせずに横認識でやるのもポイントですね。


2曲目 Theory(SPA☆11)


かなりの問題児ですね。これが九段に入ってるって聞いたときマジかって思いましたもん。

この曲に関しては自分もクリア、スコア狙いのためにがっつり研究したのでそれも出しつつ解説していこうかと思います。

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まずは最初の連皿地帯ですね。

ほぼ奇数枚で構成されているのでリズムはわかりやすいです。ハンクラ聞いたりしてざっくりでも良いのでリズムを覚えておくと吉です。

ここは鍵盤の密度は相当薄いので皿に集中して鍵盤はリズムキープ程度で楽に認識しましょう。

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減速地帯です。これ譜面見にくすぎてウケる

ここは遅くなるにつれて徐々に視線を下げていってしっかり睨みましょう。

鍵盤密度も侮れないので途中で入る皿に崩されないように鍵盤はしっかり拾うようにしましょう。

赤丸がついている1+7同時押しが降ってくるタイミングで皿チョンすると分かりやすくギアチェンできて良い感じです。巻き込みBADのリスクはありますが…

片方の鍵盤拾いながら皿チョンするとゲージ減少も減らせます。

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問題の連皿地帯です。とてもむずかしい

リズムが非常に難解なのでハンクラもしくは曲を聴き込んで予習しておくと安定感が増すと思います。押し引き意識!

ここも鍵盤の密度はかなり薄めです。この曲唯一の良心。

前半の皿と同じく目線は皿に集中させましょう。鍵盤は完全に片手で拾いにいく形で

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加速地帯です。

よーく見ると減速地帯より密度は少し抑えられてますね。ビビりすぎずに見えなくなってきたら落ち着いて皿チョンで適正数字に戻しましょう。

最後は赤丸の箇所で皿チョン!これで最後まで適正ハイスピで駆け抜けれます

ギアチェンに関してはこちらの動画もぜひ参考にしてみてください(宣伝)

ソフランと連皿超えた後も地味に難しい。

縦連は必ず3回押すことを意識しましょう。GOOD出ても大丈夫ですが全体のリズムは崩さないように。

階段地帯は意外と癖がつく譜面してるのでやりすぎ注意です(1敗)

カーソル映り込んでしまい、すみません

ラストは連皿に鍵盤もしっかりついてきます。

連皿は偶数枚がほとんどなので引き皿で終わるのを意識して回しましょう。鍵盤もしっかり拾ってね


Theoryは大体こんな感じです。ソフラン力と連皿力をある程度持っている人向けになっちゃったかもしれないです…

4曲分解説書いた後に九段に必要な要素の練習方法も書いておくので良かったら最後まで見ていってください(CM)


3曲目 Night! Night! Night!(SPA☆11)


ノリノリユーロビートですね。この曲かなり好きでよくやってます。

全体的に皿絡みが難しい楽曲ですね。後半はしっかり密度もあり侮れません。

自分が手首皿故、小指皿向けの解説が上手く書けるかはわからないですが参考になれば幸いです

まず全体のポイントとしては階段が非常に多い譜面です。

八段くらいになってくるとランダム練習を取り入れている人も多いと思いますが、この曲の対策のために☆10以上の階段譜面を正規で押せるように練習すると良い感じだと思います。練習におすすめな曲は後述します。

皿絡み+階段地帯は裏拍皿になっているので皿のリズムに気を取られすぎて鍵盤のリズムが崩れないようなるべく鍵盤に集中して譜面を捌きましょう。裏から入るリズムとはいえ一定のリズムで降ってくるので皿は雰囲気で取るくらいの気持ちで良いと思います。

この箇所以外でも全体的に皿が絡んでくる譜面になってますが皿より鍵盤の割合の方が多いのでなるべく鍵盤をしっかり拾えるようにしましょう。終盤は鍵盤密度が上がるので注意です。

ラストの同時押しはBADハマりを起こすとゲージがかなりもってかれるのでしっかり見て押すようにしましょう。リズムも覚えておくとなおよしです。


4曲目 Todestrieb(SPA☆12)

さて九段ボスの傲慢ちゃんですね。とてもむずかしい

the☆12鍵盤物量譜面って感じなので☆11適正の八段プレイヤーが全部見切るのは難しい譜面になってます。

挑戦段階では正真正銘のボスなので苦しんでいる方も多いはず。なのでポイントごとに分けて解説します。3曲目ナイナイの文章量少なくてごめんね

ここを越えれば夢の赤段位です、頑張りましょう!

序盤はしばらく8分メインの同時押し譜面が続きます。ここはしっかり拾ってゲージを回復しましょう。ちょくちょく軸みたいなのが入ってきますがあまり意識しすぎずに同時押しと認識して捌いていきましょう。

その後最初の物量地帯までは階段が降ってきますが、ほぼ単鍵なので一粒一粒しっかり見て拾いましょう。最低でもゲージ維持。

一発目の物量地帯です。

16分ですがリズムが少し分かりづらいです。自分も譜面じっくり見てたら今まで違うリズムで覚えてたことに気が付きました…

リズム知ってるだけでもかなり効果的だと思うのでアルティメットモバイルのゲームビューモードで確認したり上手い人の打鍵音が入っている動画を見てリズムを知っておくと良きです。

同時押し主体の物量になっているので全部見切れなくても同時押しだけはしっかり認識して押すのがポイントです。特に3つ同時はしっかり拾いたいところです。

チャージ入り前のトリルは全力であんみつ!

チャージノーツは指離しがちなので注意!いつもより視線を少しだけ上に上げて離す指と押したままにする指を冷静に判断しましょう。

HCNではないので押せなくても失点はそこまで大きくないですがチャージ押しミスは焦りの元になるのでミスしても冷静に次の棒からしっかり拾っていきましょう。

その後8小節はしっかり見て拾ってゲージ維持以上。リズムは少し難しいので無理に光らせにいかず拾うことだけを考えましょう。

その後はバスも入ってきて密度が上がります。リズムは最初の物量地帯より素直なので落ち着いて16分乱打(階段?)を捌いていきましょう。

ラストスパート!前半と同じリズムかと思いきや全然違います

ですがこちらの方が素直なリズムになっているので直前の乱打の流れで押し切りましょう。

3〜4つ同時押しが一区切りになっているのでそこは必ず拾ってリズムを立て直す!みたいな意識でいくといいと思います。

ここまできたら喜びを噛み締めてください。九段おめでとう!


以上Todestrieb解説でした。

この曲全体で言えることは、この曲の乱打は☆12に多く見られる同時押しが混じる乱打になります。なので同時押しはなるべく意識していきたいところですね。

ミスはもちろん発生するものですが1打鍵で1ノーツこぼすのと1打鍵で2〜3ノーツ一気にこぼすのではゲージの減りも違ってくるので同時押しは意識して損は無いと思います。

ですが初っ端から同時押しだけ意識しすぎても癖に繋がるのであくまで物量乱打がだんだん見えなくなってきたら同時押しを見てみる、くらいの意識で良いです。


九段突破のためのおすすめ練習


・低速練習

これはセオリーでの減速時にゲージを残すために必要になってきます。

これはソフラン曲をギアチェン無しでやるのも良いですが、低速を見切る力をつけるためなら普段やっている曲(BPM変化無しのもの)を普段の倍の緑数字でプレーすると良いです。

低速力を身に付けておくと後々役に立つので練習しておくと吉です!

・皿

これもセオリー対策ですね。

皿に関してはmass曲のハイパー譜面を気持ちよく回せるまで練習しましょう。シリウスの方のRed(H)は皿入門におすすめです。

連皿の回し方すら危ういって方はDigitank system(H)くらいから徐々に始めてくと良いです。

連皿は自分も苦手としているのであまりデカいことは言えないですが、押し引き意識すると良い感じです。奇数枚の連皿だったら最初は押しで入って最後も押しで終わる、偶数枚だったら引き終わりが多い…みたいな。

・階段

3曲目解説の時にも触れましたが階段が多めに降ってくる曲を正規でプレーして安定感を上げておくと3曲目の安定感も増すのではと思います。

練習曲例→double thrash(HAどちらでも)、革命(HAどちらでも)、AA -rebuild-(H)、Almagest(H)レガシー付き、などなど…

あくまで自分から見ての一例なので他にも色々あると思うのでこの曲達以外にもこれやってたら練習になりそう!みたいなのはガンガンやっていっていいと思います。

・同時押し

これは段位だけでなく基礎になる力でもあるので練習して損は無いです。

とにかく同時押し主体の曲(クロスロードとか)をランダムかけてBP減らし、もしくはスコアを狙っていきましょう。

・物量

これは段位だけでなく基礎になる力でもあるので練習して損は無いです。(再放送)

おすすめ練習としては、quasar(A)をランダムでやってBPを減らしていくのが良きです。ちょっと古めの練習法になっちゃいますが…

アシストイージー安定しているならスタンダード3曲目でたまーに選んでBP減らす意識持ってやるといい感じです。

quasarじゃ物足りん!ってくらいつよつよになってきたら別の曲にしてやってももちろんおっけーです。


他の要素の練習譜面については自分の過去ツイで触れてますのでぜひ参考にしてみてください

今回触れなかった皿絡み練習曲も書いてあるので、ナイナイは階段より皿絡みが難しいやろがい!みたいな方は皿絡みも並行して練習していくといいと思います。


おわりに


いかがでしたでしょうか?(これ書いてみたかった)

今回九段の曲を解説してみましたが、普段ぼんやり捌いている曲ばかりだったので改めてこうしたらゲージが残るんじゃないか?この譜面はこういう練習すればいいんじゃないか?みたいなのを改めて考えることができて書いてて楽しかったです!

改めてですが、皆伝8年生の自分が普段特に何も考えずにプレーしている曲達を独自の目線で考え直して書いたものなので現代ビートマニアをプレーされている九段挑戦段階のプレイヤー達に対して本当に効果があるとは保証できません。

ですが一部だけでも切り取って参考にしてもらえたり、単に読み物として楽しんで頂けていたらとっっっても幸いです。書いた価値あります。

今後もこんな感じで弐寺に関する色んなことを不定期で書いていけたらと思いますので、生温かく見守ってください。


今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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