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心理学検定キーワード第3章【発達・教育】3.8(社会性の発達)★★

いや、彼女作るより連れと遊んでる方が楽しいし

という意味の分からない強がりをしていた時がありますw

中学生のときかなー。

実際に連れの家で遊んだり、泊りでゲームしたりとかするのほんまに楽しかったんですよね。

親友というか、同じメンツで毎日絡んでばっかりいました。

好きな女子もいましたけど、付き合うとか全く考えなかったですねw

そのせいもあってか

高校になってからは彼女ほしすぎで痛かったですw

逆になかなかできなかったです。

ただ、彼女できてからは結構すんなりと関係を構築できた気がします。

さて、本日のテーマは社会性の発達ということで

他者とのふれあいや、社会的な行動の発達についてまとめていきます。

それでは、まとめの方はじめていくぅー!


→社会性とは??

広い意味での社会性

社会的行動の発達の程度の事をいい、社会の中で安全で適応的に生きていくための特性や能力をいいます。

子どもが親をはじめとした他者との触れ合いを通じて次第に社会期待に即した行動を獲得しながら集団の規範や伝統など、同調を学ぶ過程を

社会化といいます。

子どもの社会化を促すための存在として

エージェントというものがあります。

主要なエージェント

両親、兄弟、祖父母、親戚、教師、保育士、友人、近所の人々などです。


エージェントの1つである友人との関係は

年齢を追う毎に安定していきます。

青年前期(14~17歳)においては共感的・人格的・内面的関係へと発達します。いわゆる思春期のセンチな時が友人との関係が深まるんでしょうか。

また、青年前期の友人関係は

前青年期(10~14歳)に現れる親愛性の友情に基づいて発展

パーソナリティの類似性(自分とよく似た人間性)が重視されることで

排他的かつ独占的な関係になりやすくなります。

似た者同士でつるみ、他との接触を避ける(極端に言えば派閥ができるとか)


ここでサリヴァン(Sullivan,H.S.)

青年前期に同姓同輩者との間に親密な関係性を確立することが

真の愛の始まりとなり、次の青年前期の異性の友人との関係を形成する課題の達成を左右するとしています。

つまり、同姓の友人との良好な関係をしっかり築いている

すんなり異性とも仲良くなれるってことですね。


→ソシオメトリー理論について

ソシオメトリーとは精神分析家であるヤコブ・モレノ(Moreno,J.L)が創始した

集団を分析するための一つの技法のことです

集団の成員間に起こる反発と親和感情の交流、および、無関心の状況などを明らかにすることによって、集団のインフォーマルな構造を明らかにしようとしました。

表層的なものから中心的なものまでの5つの次元でとらえます。

表層的なものから順に

・知人テスト

・ソシオメトリックテスト

・自発性テスト

・状況テスト

・役割演技テスト

となります。

このうちの自発性テスト、状況テスト、役割演技テストについては

深層心理劇といいサイコドラマとも言われます。


→社会性の発達と遊びについて

社会性の発達遊びが重要な役割を持ちます。

遊びは広い意味で学習であり、遊びを通して知的能力や運動能力、情操、社会性、創造性が育てられます。

遊びについては複数あり、キーワードとして重要ですので以下紹介していきます。

遊びの種類

(公益財団法人母子健康協会様のブログより抜粋)

図の内容をすべておさえるのはしんどいですので

まずは一番右の遊びの観点での分類を抑えていきましょう。

何もしない行動(Unoccupied behavior)何もせずぷらぷらしている

傍観的行動(Onlooker behavior)他の子の遊びをみている。声をかけたりはするが遊びそのものには入らない。

1人遊び(Solitary play):近くで遊んでいる子どもが使っているのとは異なるおもちゃで1人で遊んでいる。他の子に近づいたり、話しかけたりしない。

平行遊び(Parallel play):子どもは独立して遊んでいるが、他の子の用いるおもちゃに似たおもちゃで遊ぶ。おもちゃを用いて行う活動は他の子に影響されない。

連合遊び(Associative play)他の子と遊ぶが、基本的に子どもは自分のやりたいようにやっており、自分の興味をグループに従属させることはしない。

協同あるいは組織的遊び(Cooperative or Organized play)何らかの目的のもと組織化されたグループで遊ぶ。仕事や役割の分担がある。


→コールバーグの道徳性発達理論

社会性は自然に向社会性的な方向に発達するものではありません。

ここでいう向社会性とは道徳性をいいます。

道徳性は社会と個人のかかわりの法則に基づいて

対人的な道徳領域、社会的習慣領域、個人領域の3つに分類されます。

※コールバーグ(Kohlberg,L.)

道徳性の発達3水準と6段階に分けた発達段階論を設定しました。

Ⅰ:前慣習的水準 

 罪と服従への志向(ステージ1)、道具的功利的相対的志向(ステ2)

Ⅱ:慣習的水準

 対人的一致。良い子への志向(ステ3)、社会秩序への志向(ステ4)

Ⅲ:慣習以後の水準

 社会契約的遵法的志向(ステ5)、普遍的論理的原則への志向(ステ6)


※コールバーグはアメリカの心理学者です

シカゴ大学時代にピアジェの発達理論の影響を受けています。

自身の理論を再構築したものがジャストコミュニティアプローチというものです。


→本日の内容‐箇条書きまとめ

・子供の社会性を促すのにエージェントの存在が重要になる

エージェント両親、兄弟、祖父母、親戚、教師、保育士、友人等

サリヴァンは同姓との関係を確立すれば、異性ともうまくいくといいました。

モレノソシオメトリーの創始者、サイコドラマ(心理劇)

・遊びについてはパーテンの分類でおさえる

何もしない→その名の通り何もしませんw

傍観的行動→見るだけ、遊ばない

一人遊び→周り関係なく、一人で遊ぶ

平行遊び→他の子と同じような遊びをするが、独立している、からまない

連合遊び→他の子と一緒に遊ぶが、遊ぶ内容は各自バラバラ、好きなようにやっている

共同遊び、組織遊び→グループで目的をもって遊ぶ、役割もある

コールバーグ道徳性の発達理論

・前慣習的水準→ステージ1と2

・慣習的水準→ステージ3と4

・慣習以後の水準→ステージ5と6


以上、本日は社会性の発達についてでした

次回は思春期と青年期について

次回もよろしくお願いします。



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