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心理学検定キーワード第6章【神経・生理】6.3(脳の構造と機能③:大脳基底核、大脳辺縁系)★★★

会議という会議が本当に嫌いで困っております。

いや、違うなw

厳密にいうと、会議嫌いなんですけど

それよりも、良くわからない集会が嫌いなんですよね

なんか面白い、新しい事をやろうって集められた

良くわからない自己啓発系の目的も明確じゃない会合に

3時間とか時間とられるとか本当に頭おかしいとしか思えんw

そこまで仲がいいわけでない、はじめましてとかの人と3時間一緒にいれます?

無理でしょw

5分とかでも無理です私は

とまあ、ショーもない話はおいといて

本日は大脳基底核と大脳辺縁系

さっそくいきましょう。


→脳の構造と機能:大脳基底核

大脳基底核というのは

神経核の集まりで、視床、脳幹と大脳皮質を結び付けているものです。

大脳皮質に広く投射するニューロン群で構成されている

・尾状核・被殻・淡蒼球・マイネルト基底核・視床下核・黒質などを含みます

このうち

【視床下核と黒質以外の神経核】

は、アセチルコリン作動性ニューロンを多く含んでおり

大脳皮質に向かって放射状に繊維を伸ばしていることから

線条体と呼ばれることがあります。

また、GABA作動性局所介在ニューロンも多く含まれているといわれています。

パーキンソン病認知症では

アセチルコリン産生量の低下が報告されていて、認知症の薬は

特にマイネルト核で低下したアセチルコリン産生量を増加させることと目的としています。


【視床下核】


視床下核は、グルタミン作動性ニューロン黒質や淡蒼球に興奮性信号を送っており

淡蒼球および大脳皮質からGABA作動性の抑制入力をうけています。


【黒質】
黒質はメラニン色素を含むニューロンが多いため、ヒト脳ではくすんで見える事から名付けられました

ドーパミン作動性ニューロンを多く含み、淡蒼球や視床下核のニューロンに投射します。

このドーパミン作動性投射を黒質線条体路とよび

この機能が低下することがパーキンソン病の主たる原因といわれています。


→脳の構造と機能:大脳辺縁系

大脳辺縁系は

大脳皮質の中でも古い原皮質である海馬

古皮質である嗅内皮質梨状葉皮質、扁桃体

新皮質と古皮質の中間にあたる帯状皮質からなります。

名前の由来は

どれも大脳皮質全体からみると中心から外れた辺縁に当たる領域であることからということです。

歴史的には

パペッツの回路として

パペッツ(Papez,J.)が提唱した帯状回皮質‐海馬‐乳頭体‐視床前核からなる情動回路がもとになっています。

その後に、解剖学的に強い神経連絡を持っていることが証明されましたが

情動自体とのかかわりは否定されました。

しかし、これらの領域と関係が深い

皮質下の中隔や視床下部、視床前核を含めて

マクリーン(MacLean,P.D.)によって辺縁系と名付けられました。


以上。本日は大脳基底核と大脳辺縁系についてでした

次回は④大脳新皮質と感覚処理ということで

さらに細かい中身になっていきます。

それではまた次回。

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