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心理学検定キー7ワード第5章【臨床・障害】5.18(心理検査の妥当性と信頼性)★★★

シンプルに妥当性と信頼性の事を

当然に検査をすると

それが本当に正しい情報なんですか?ってことが重要になります。

検査の方法もそうですし、出てきた結果が自分が望む形で出てこないと

やった意味がないですからねw

本日は検査の妥当性と信頼性という事で

これも検査と同様に複数回ページを割かれる頻出項目です。

それではさっそくやっていきましょう。


→妥当性の種類

妥当性というのは

心理検査や心理的尺度が本来測定しようとするものを測定しているか

という概念です。

例:身長を測るのに身長計を用いると妥当性は高いですが、体重計を使って身長を測ることは妥当性が低いですね。

妥当性の種類としては

①内容的妥当性

これは検査項目が測定しようとしている心理的特性とどの程度対応しているかを測定するものです。

例:共通テストの試験問題が、高校のカリキュラムに即して作られているかというものです。

②構成概念妥当性

これはある検査が測定しようとする構成概念をどの程度測定できているかを数値で検討するものです。

ここで構成概念ですが

直接観察できないものなので、観察可能な事象から理論的に構成される概念です。

③基準関連妥当性

外的基準との相関を算定してそれが高い場合に基準関連妥当性が高いというものです。

すでに存在する心理検査で、その妥当性が確立しているものとの相関が高いとよいという事です。

基準関連妥当性には

併存的妥当性:新しく独自に作成した性格検査と、すでに妥当性が確かめられているビッグファイブとの相関を検討するもの

予測的妥当性:共通テストの高得点者が大学入学後も良い成績を修めた場合に共通テストは予測的妥当性が高いということになります。


→信頼性の種類

信頼性とは

同じ検査を一定期間空けて同一人物に実施した時に、それほど結果が違わないことをいう

測定方法として

①再検査法:同一の検査を一定期間をおいて同一人物に実施

②平行検査法:測定したい検査とほぼ等しい検査を実施

③折半法:検査の偶数項目群と奇数項目群にわけて実施して2つの群の相関関係をもとめる。

ここで重要なキーワードとしてクロンバックのα係数です。

信頼性係数ともいわれていますね。


以上、本日の内容は心理検査の妥当性と信頼性でした

次回は行動観察と面接法について

こちらもすでに既出ですが

復習としてやっていきましょう。

それではまた次回


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