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心理学検定キー7ワード第5章【臨床・障害】5.10(自律訓練法)★★★
社会保険労務士の勉強がこれまた楽しい
1月中は基本的な流れしか勉強せず
2月から各法律をテキストでしっかりと学んでいく予定をしています。
勉強で必要な事は
まずしっかりと概論を抑えて、法律でいうとその目的や、コアな部分を理解することで、その枝部分がより理解できるようになります。
ユーチューブとかでも大手予備校の基本講座が無料で存在しますし
その他のユーチューブでも普通に概要は学ぶことができます。
なんて便利な世の中になったんでしょうw
まさに独学天国w
今年の8月の試験にむけて、コツコツ頑張っていきます!
さて、本日は自律訓練法ということで
療法の1つを取り上げていきます。
誰が創始したのかという事と、流れ、そしてその時の在り方が重要です。
それではまとめの方、やっていきましょう。
→自律訓練法と創始者
自律訓練法の創始者は
シュルツ(Schultz,J.H)という人です
定義としては
催眠と同じ状態を得るための生理的かつ合理的な練習法であり、心身全般変換をもたらすもの
とされています。
自律訓練法の特徴の一つとして
・「安静感」「重感」「温感」の感覚が得られるように言語公式を用いて練習する
・リラクゼーションが進行する際に生じる心理・生理的変化の自然な流れにそって段階的に練習が組み立てられる。
というものです。
ここで言語公式とは公式化された語句の事で標準練習(この後説明します)で用いられる共通のものです。
→自律訓練法の流れと在り方
自律訓練法は
標準練習に得られた心身の状態を基盤に進められます。
以下の通り、背景公式と第1公式~第6公式までの計7つの公式で構成されます。
・背景公式:安静練習
・第1公式:四肢重感練習
・第2公式:四肢温感練習
・第3公式:心臓調整練習
・第4公式:呼吸調整練習
・第5公式:腹部温感練習
・第6公式:額部涼感練習
流れとして
安静→重たい→温かい→心臓→呼吸→お腹→でこ
になります。
練習では、言語公式に沿った身体部位に意識を向けるのですが
その際に特有の注意集中の在り方があります。
受動的注意集中です。
字のごとく、能動時に注意を向けるのではなく
感覚の変化が生じてくるのを自然に待つような受動的な注意集中の在り方の事をいいます。
→自律訓練法とリラクセーション法の利用
自律訓練法は
心身症や不安や緊張に起因する障害等の治療法として用いられるほか
ストレス緩和法やリラクセーション法、集中力、持続力養成法などとして利用されています。
また、リラクセーションは
様々な心理療法(特に行動療法)の中で用いられることが多く
自律訓練法の他の代表的なリラクセーション法として
漸進的筋弛緩法:ジェイコブソン(Jacobson,E.)
簡易弛緩訓練法
呼吸法
などがあります。
→本日の内容‐箇条書きまとめ
・自律訓練法はシュルツによって創始された
・自律訓練法の目的は催眠と同じ状態を得るというものがある
・自律訓練法の特徴として言語公式というものがある
・言語公式とは公式化された語句のこと
・自律訓練法の流れは背景公式と6公式の計7つある
・安静、重い、温かい、心臓、呼吸、お腹、でこ、の流れ
・練習においては受動的注意集中という在り方が重要
以上、本日は自律訓練法についてでした
次回はいったん療法から離れて
人間性心理学となります。
それではまた次回。
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