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心理学検定キーワード第6章【神経・生理】6.1-1(脳の構造と機能①:概要前編)★★★

第6章スタート!

第6章ですが、神経生理ということでほぼ脳の事についてです。

初めて勉強した時は本当に大変でした。

無茶苦茶キーワードが多くて。

ですので、極力図やイラストをつかって

視覚的にわかりやすくしていきたいと思います。

まず本日は脳の構造と機能の概要についてです。

基本的な脳の部位の説明になりますので、一回で覚えずに

何回もみながら自然と頭に入るようにしたいですね。

それでは、始めていきましょう。


→脳の構造について


看護roo様より

脳というのは

外胚葉から発生した神経管の吻側部が大きくなった構造体です。

最も吻側部の前脳は

大脳皮質と皮質下組織である大脳基底核辺縁系へと発達します。

また前脳の一部は

間脳と呼ばれる視床や視床下部に発達します(図参照)

間脳の後部から中脳脳幹と呼ばれる延髄と橋とつづいて

脳幹背側部を精髄と結ぶ神経線維の80%が左右で入れ替わる錐体交差という構造があります。

これを境として上を、下を脊髄と定義されます。


→人の脳の外観について

人の大脳を外から見るとほとんどが大脳皮質

特に新皮質と呼ばれる構造体でおおわれています。

大脳皮質は6つの層構造からなり

①分子層

②外顆粒細胞層

③外錐体細胞層

④内顆粒細胞層

⑤内錐体細胞層

⑥外形細胞層

となります。

これらは特徴的な形の細胞で、結びついてできるカラムと呼ばれる機能単位の回路を形成しています。

これをカラム状機能単位といい

面積が広いほど複雑な処理が可能とされています。

そのため特に知能が発達した動物は

大脳皮質はヒダ状に折れ曲がって狭い頭蓋骨の中におさまっているということになります。

いわゆる脳のしわがこれにあたるんですね。

この皮質のヒダとヒダの間

皮質が溝の中に回り込むところを回とよんでいます。

各部の説明をしていきましょう。

・大脳皮質をで左右に分ける溝大脳縦裂といいます(上図)

・側頭(横から見た図)の後頭上部から前方下方に走る溝を外側溝(シルビウス溝)といいます。

頭頂左右に走る溝を中心溝

中心溝を目安に大脳皮質は前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4つの部分に分けられます。

側頭葉新皮質の奥に2対の海馬が存在します。

→本日の内容‐箇条書きまとめ

・脳はもともと神経管の吻側部が膨れたものだった

・吻側部の前脳が大脳皮質、大脳基底核、辺縁系へと発達する

・前脳の一部が間脳と呼ばれる視床と視床下部に発達

間脳の後部から中脳

延髄と橋脳幹と呼ぶ

・延髄の尾部に錐体交差という構造がある

・錐体交差は大脳皮質と脊髄を結ぶ神経の80%が左右で入れ替わる

・錐体交差を境に上を脳下を脊髄に分ける

大脳皮質カラム状機能単位から構成される

・ヒダとヒダの間を

・皮質が溝に回り込むところを

・大脳を左右に分けるのが大脳縦裂

・側頭の後方上部から前方下方に走る溝を外側溝(シルビウス溝)

・頭頂を左右に走る溝を中心溝

・中心溝を目安に前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4つに分かれる

・側頭葉新皮質の奥に2対の海馬が存在する。


以上、本日は脳の構造と機能の概要前編でした。

次回は後編、機能の部分を特に見ていきます。

それではまた次回。

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