今日から使える話をおもしろくするための小ワザ

しゃべりが上手くなりたいなと思って
高校時代から話し方について
いろいろ研究していたんですが

めちゃくちゃ話が上手い人の話を
いっぱい聞いていたら気づいたことがあるんです。
それは何かというと

”お土産”の渡し方がすっごく上手いということです。

お土産とはプレゼンなどで
聞いた人にとってプラスになる話のことで
持ち帰って話のネタになるような、いわばお得情報です。

柏屋の薄皮饅頭とか赤福とかそういうんじゃありません。

人は「お、それはおもしろい。覚えておこう。」
と思うようなお土産をもらったとき
初めてそのプレゼンやお話を

「面白かった」「聞いてよかった」
と思い、印象に残すのです。

ですからプレゼンの価値
ひいては情報の価値というのは

もはやお土産の渡し方であらかた決まってしまうわけです。

では具体的にどうやったらナチュラルに、
かつササる渡し方ができるのか、
重要なヤツを2つほど見つけてきました。

どっちも今日からすぐにマネできるやつです。


1、一般的な答えにひとひねり

プレゼンやスピーチを聞いていて、
聞き手が一番がっかりするのって

「なんかこれどっかで聞いたことあるなぁ」
「それもう知ってるよ」っていうやつですね。

例えばあなたが
お金を出して話し方のセミナーに行ったとして

「相手に関心を持つことがコミュニケーションの要(かなめ)だ。」

とか言われたら、えーーーそれだけ!!
ってなっちゃいますよね。
もう一般的すぎるし
なんなら自分で風呂場で考えても出てきそうだし……

でも、もし講師が

「コミュニケーションの要は相手に関心を持つことだ……」


「じゃあないんですね。」


とか言ってきたらどうでしょう。

え?ってなりますよね。
そこですかさず

「正しくは相手の関心に関心を持つことなんです。」

ってなったら、
思わずおおーってなっちゃいますよね。

一般的によく知られてることを
ちょっとひねったり、ズラしたり、
あるいは否定してみるだけで、

そうやっていい意味で聞き手を裏切ることで
聞き手の感情をググッと動かせてしまうんです。

なんか聞いたことあるなぁ。の中に
ん?ってなる部分があると

それだけで新情報みたいにみえます。                 人は新しい情報を常に求めています。

ひとひねりによってそういうツボを                  グッと刺激してやりましょう。


2、案内してあげる

ひねりやズラしが効果的なのはわかったけど
当たり前のことをしっかり伝えたい
そういう時もあるんですよー

という声もあると思います。

また、ズラしようがない、
ひねりようがない、思いつかない
ってなる時もあるでしょう。

そういう時に使えるのが「案内してあげる」です。

例えば

「結局はアウトプットが大切なんです。
なのでアウトプットを心がけましょう。」

とか聞いてどうでしょう。

よっっしゃぁぁぁぁ!!!やったる!
とは誰もならないと思います。

なんだよ結局そこかよってなりますよね。

アウトプットの大切さを説くだけで終わるから
お説教くさくなってしまうんです。

でも「案内してあげる」ことを
心に留めてあげれば人は動きます。

例えば

「結局はアウトプットが大切なんです。
なのでアウトプットを心がけましょう。」

で締めないで、

「しかしアウトプットしろと言われても
なかなか難しいものです。」

「ではどうすれば楽に、簡単にアウトプット
できるようになるのかをお教えします。」

「さらに、おまけとして私が普段使ってるテンプレート
を特別にプレゼントします。」

ってやってあげるのです!

具体的な道筋を示して導いてやることは
聞き手が行動するための労力を
減らしてあげることです。

つまり行動させやすくするのです。

これはちょっとした思いやりです。

そもそも、お土産を渡すというのは
話し手ができる最高の贈り物です。

長い文章をここまで読み進めたあなたなら

間違いなく

最高の ”プレゼンター” になれるでしょう!!

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