六道慧の花暦 4月

こんにちは。今日は、4月10日に発売される新シリーズの前振りとして、徳間書店から刊行されている警察小説をご紹介します。

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まずは『警察庁α特務班』。嬉し恥ずかし初めての警察小説です。私は以前、海外ドラマが好きで、それをモデルにした作品になりました。男性作家が組織の対立や軋轢を描くなか、「自分だったらこういうのを書きたい」と思っていたのが、形になった感じです。
主人公の夏目凛子は、シングルマザー。今でこそ珍しくなくなったシングルマザーを主人公にした先駆けであると自負しています。最近、問題になっているDVや虐待、親子間の確執といった社会問題を核に据えています。そうなんですよ、バリバリの社会派です。全部で5巻ありますが、1巻ずつ完結していますので、どこからでも読めます。


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夏目凛子シリーズです。1巻目では、東電OL殺人事件を取り上げました。かねてより、なぜ、彼女(殺された女性)は、あんなに荒んだ生活をしていたのか。それがわからなくて……恵まれていたのになあ。
2巻目の『ダブルチェイサー』は、夏目凛子の相棒、桜木陽介の恋話がらみです。詐欺事件も取り上げましたが、この作品が4月10日発売の新シリーズに繋がりました。


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そして、大好きな一柳清香が活躍する『医療捜査官 一柳清香』。
新たな相棒として、浦島孝太郎が主人公になりました。趣味のフィギュア作りを活かして3D捜査を行うオタク警察官です。1巻目と2巻目では、清香の強烈なキャラクターに押され気味でしたが、3巻目でようやく彼の持ち味が出ました。
これまた、海外ドラマをモデルにしています。さらに昔、好きだったパトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズみたいな作品を、いつか書いてみたいというのが形になりました。たっぷりお楽しみください。


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