六道慧の花暦 2022年8月(2)

時代小説『いろは双六屋』の1巻~4巻。徳間書店さんから電子書籍版が配信スタートいたしました!
かなり懐かしいシリーズです。時代物を書き始めて3シリーズ目ぐらいだったでしょうか。


「人生ってのは双六のようなもの。失敗しても、また、いろはから始めればいい。何度でもやり直せるよ」。これが口入屋を営む若旦那・伊之助の口癖です。このときはまだ、珍しかったと思うのですが、落語をからめました。落とし噺を一本軸に据えて、次から次へと起こる騒ぎを、伊之助たちが解決する。そんなお話です。

カバーは、南伸坊さんにお願いしました。とぼけた味わいが好きで、今もお気に入りのシリーズになっています。
どういうわけか、電子書籍化されないまま、眠っていたようで、気づいてくださった担当編集者さんに感謝であります。

暗い話ばかりが多い昨今、軽い感じで読み進めながら、じわじわとあたたかいものが込み上げてきてくだされば嬉しいです。
気分転換になりますように……。


#時代小説 #電子書籍 #六道慧 #若旦那が主人公

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