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くりきんとんがゆく vol.4 「ものづくり中小企業。国は応援してくれるの?」

先月のメタリックフライデー・一周年スペシャルでは、経済産業省の栗原優子さんにお話を伺ったわけですが、ざっくばらんに意見交換ができてよかったですね。いろいろお話伺う中で、国は経済を活性化するために、すごくいろいろな事業を立てて活動していることがわかりました。お役人がブラックボックスの中で仕事してて見えにくいっていうのが、国としても課題だと言ってましたが。

それでも、実際、製造業、中小企業にも目を向けてくれているということも分かりました。下請けGメンでしたっけ?優子さんご自身も直接現場に足を運んで話を聞きに行ったというお話もありましたよね。

ただ、もちろん、困っている町工場を国が直接的に支援するというのはできないわけで、国は施策として仕組みを作って、業界全体を支援していくことになるわけです。なので、我々町工場の側は、ひとつの塊として、国の発展に貢献しているんだ、頑張っているんだって姿を見せていく必要があるのかなと思います。

例えば、地域でのつながりで、各地で一般の方たちに工場見学をしてもらうイベント「オープンファクトリー」が注目を集めていますよね。こういう取り組みに積極的に参画していくのも、とても有効だと思います。台東区、大田区、墨田区、燕三条などは有名どころですね。つい最近も、町工場の集積地の東大阪で「こーばへ行こう!言うとくけど、めったに見られへんで」なんてキャッチフレーズでやってました。川口でも来年2月に開催予定で、うちももちろん参加するので、ぜひ、見学に来てほしいです。

あと、優子さんのお話の中でも四国の例がありましたよね。徳島県の神山町。多くのIT企業がサテライトオフィスを開いて、地方創生の成功例として。若者が集い、新しい働き方が生まれる山あいの町として紹介してくれました。

国の中の人、とくに経済産業省のひとも、自身のミッションを探しているとのことでした。そのために、ぜひ、つながりを持ちたいっておっしゃってました。なので、我々のほうも見つけてもらう努力をしないと。今回、ラジオで、まさに現場でバリバリの優子さんと直接お話できたのは、すごく有意義でしたね。直接、声を届ける道筋ができましたからね!

国に明るい未来を作ってください、ではなく、自分たちが作る未来を応援してほしい。これは、カルロスが言ったんだけど、まさに、この言葉に尽きると思います。

我々が目指すのは、生産性を高めて、利益を追求するだけじゃない。中小企業の未来を明るくしていくには、地域を守っている、生活を守っているということを強みにしていくことじゃないか。若い人たちには、夢をもって、製造業、ものづくり、町工場に集まってきてもらいたい。

国の応援を引き出すには、とにかく、我々が元気にがんばってる姿をどんどんと発信していくことが大事なんじゃないかというのが、まとめです。

※「メタリックフライデー」は、製造業、ものづくり、中小企業を応援する、毎月第一金曜日、FM川口が午後7時からお送りする生放送プログラムです。
https://metallic-friday.jimdosite.com/


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