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くりきんとんがゆく vol.29「2024年、ほんとにカッコいいを目指します」

「くりきんとんがゆく」は、毎月第一金曜日、FM川口が午後7時からお送りしているラジオ番組「メタリックフライデー」で、DJおやっさんが担当するコーナーです。ここには、そこでお話した内容を記録していきます。

2024年2月2日放送分より。。。

BGMは、時代は変わる(The Times They Are A-Changin')/Mankind(マンカインド)です。80年代初期、ジャマイカのミュージシャンらしい。オリジナル「時代は変る」は、ボブ・ディランが1964年にリリース。

サウンドカフェでは、ブライアンフェリーがカバーしたバージョンをかけてもらいました。2007年にリリースされた、全曲ボブディランのカバーという、ディラネスクというアルバムに収録されています。ブライアンフェリーは、きょうのテーマにふさわしい、ダンディでカッコいいミュージシャンですよね。

「カッコいいは正義」というテーマは去年10月に

去年10月に、「カッコいいは正義」というテーマでやってるんですが、そのときは、SNSで見かけた「何となくかっこいい仕事は給料安いよ」っていう発言をきっかけに、何となくカッコいいってどういうこと?みたいなことを考えてみたんですけど。逆に、何となくじゃなく、ほんとにカッコいい仕事をしていこうっていう話をしたと思います。

あれ以来、カッコいいってワードが、ずっと頭に残るようになっていて。そんなときに「カッコいいとは何か?」という本に出合ってしまって。平野 啓一郎さんが書いたこの本、カッコいいを学問としてきちんと検証するところから始まって、面白いんです。で、2024年は、自分もほんとにカッコいいを探求テーマにしようって決めました。

そもそもカッコいいってなに?

では、カッコいいってそもそも何なの?ってことなんですけど。
語源は恰好が良い。ですよね。
その、恰好って、辞書を引くと
1として、ものの姿・形。とある。
2としては、ちょうどいい程度・様子。ころあい。ってなってる。
つまり見た目の良さだけじゃないことも指している。
「程度がちょうどいいこと」を意味する言葉として、例えば、恰好の場所っていうような使い方もある。

ここからは自分の勝手な解釈も入るけど、見た目だけではなく、中身が伴っていて、バランスがとれていることが、カッコいいの意味するところなのかな?と。

おやっさんアンドカンパニー

ということで、2024年、見た目とともに、中身も充実したカッコいい64歳を目指すというのが、おやっさんのテーマってことになります。そのテーマに沿った計画も立てていて、簡単にいうと、おやっさん事業家計画。その名も「おやっさんアンドカンパニー」略しておやっさんアンドコーって呼んでもらうんですけど。

これまで、3年4年、育ててきた町工場プロダクツの事業をさらに広げていくにあたって、おやっさんというキャラクターを活かしつつ、ものづくり、町工場の集まりだけじゃなく、応援してくれる人、製品を愛用してくれる人、ファンとのつながりを作っていって、カルチャー、文化にまで育てたいという、まあ、壮大なものです。

モノの価値を高めて、業界の未来を明るいものに

技術の進歩というものは、本来、人々を幸せにするはずだったのが、大量生産、大量消費の時代を生んでしまい、値段の安いものをたくさん生み出すことに力を注ぐことになって、相対的にモノの価値っていうものを押し下げてしまった。結果として、製造業、ものづくりの世界にいる人たちの多くが、疲弊してしまった。

もう一度、モノの価値を高めて、業界の未来を明るいものにするために、まずは、作り手とそれを手にする人のつながりを持つこと。かつてはあったはずのものづくりの文化に輝きを取り戻したい。で、自分自身はその活動をしていくことがカッコいいと映ることを大事にしていく。幸いにして同じ思いをもってくれている人たちに囲まれていて、この輪を広く確実なものへとしていく。

町工場とファンをつなぐコミュニティ町プロパーク

先月、町工場プロダクツの中の人、眞鍋玲さんに来てもらって話をしましたけど。まもなく始まるたギフトショー。町工場プロダクツは8回目の出展です。その初日の夜2/6には交流会を開催することにしているんですが、ここには、すごい人たちがたくさん集ってくれます。4月には町工場とファンをつなぐコミュニティ町プロパークを開設します。構想として、ものづくりスタートアップの支援とか、町工場の手掛ける自社製品を買ってもらえる仕組みづくりとか、町工場が自社製品を開発する段階からのサポートしたり、技術面、デザイン、マーケティング、資金、利権の保護、町工場プロダクツの事業を育てることが、全体の活性化につながると信じて進んでいきます。

これを成功させることで、あえて、おやっさんカッコいいと言われるように頑張ります。

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