【スティーヴン・スティルス2】(71年) スティーヴン・スティルス
よっしーです。皆さんは季節によって聴きたくなるミュージシャン、アルバムなどは無いですか??🙄 私は、毎年冬の1番寒い頃になると聴きたくなるアルバムが何枚かあるのですが、その中の1つがスティーヴン・スティルスの2ndです。
クロスビー、スティルス、ナッシュ、ヤングの中でも、特にブルース、カントリー、ヒルビリーなどアメリカのルーツミュージックの色合いが強く、なおかつラテンの香りもあり、何より渋いしわがれたハスキーな声に惹かれます。正直、曲作りに関しては似たメロディが多くて、「あれ?別のアルバムにこんな曲あったよな?」みたいな事もあって、ニール・ヤングに比べるとメロディーメイカーというより、その場のノリで作っちゃう人なんだな、という印象です。楽器も上手ですよね😚
少し前に、真冬とはいえ日差しが暖かい日、散歩しながらこのアルバムを聴いてました。
私のいま住んでる関東の多摩地区は丘陵地帯で、結構複雑な地形をしていて、アップダウンが多いんです。道もいびつな走り方をしています。
夕暮れに差し掛かる頃でした。陽当りで陰影のついた丘陵の住宅地を遠くに眺めながら、その遥か向こうに連なる山々の稜線も、夕陽にクッキリと照らされてとても美しい。狭い旧道の坂道をゆっくりと下りながら、スティルスのしわがれ声をウットリと聴いておりました。ノスタルジーに浸りながら、ここはコロラドかな🤔などと妄想しつつ…(全然違うけど笑)。
緊張感ある1stに比べると、二番煎じ的な曲、試作段階的なショボい曲もあり、とっ散らかった内容で、雰囲気もややユル〜いアルバムなのですが、そこが堪らなく良いんですよね😁
この人のアルバムにはゴスペルに影響受けた感じの曲がよく入りますが、ここだとA−④「シュガー・ベイブ」なんかそうです。バックでずっと鳴ってるオルガンがいい味出してます。アルバム全体的に少しモヤがかかったような音像が、何故か私にはノスタルジックに感じられます。
派手な作品ではないですが、のちのマナサスに繋がる「何でもやっちゃおう!!」的精神が小ぢんまりと纏まった好作品だと思います😄
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