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セサモTRIIについて

前職で経験したことろそろそろ忘れそうになってるので、思い出しついでに記事化しておこうと思います。忖度はなし!
第3弾はセサモTRIIです。

セサモTRIIとは

セサモTRIIは、最大50拠点50,000人、400扉までの出入管理機能に加えて、防犯管理機能も付け加えることを可能にした次世代型トータル・スペース セキュリティシステムです。

https://www.secom.co.jp/business/security/goods/s_tr2.html

簡単に言うと入退室管理システムですね。
店舗やオフィスビルなどの扉の近くにこういった端末を見たことある方もいらっしゃるかと思いますが、その管理システムがセサモTRIIです。

導入の経緯

導入については私が情シスチームに異動する前だったのと、主に進めていたのが庶務チームだったこともあり不明です。
ただ、テナントに備え付けられていたシステムでは管理の観点で要件を満たさなかったのでわざわざ付け替えたという話でした。

運用してよかった点

ログが細かく取れる

誰がいつ、どの扉をどの方向から使ったかがわかるのでかなり便利です。

どのくらい便利かというと、この機能で以前トイレに行ったまま1時間近く席に戻らない人を炙り出せる程度には…。
ええ、そんなツールを頼まれて作りました。いやぁ闇が深い。
経営者の皆さんはサボるやつは出社してもサボるってこと忘れないようにしましょうね。

追加の設置が可能

共用部と執務エリア間だけではなく、サーバルームと執務エリア、社外を案内する会議室エリアと執務エリアなど柔軟に区分けできます。

権限もカード単位で割り振るので特に困ることなく即時設定が可能でしたから、急な変更を迫られても対応できたのは良かったです。

管理コンソールがブラウザネイティブ

管理コンソールにアクセスするのに別段準備は不要です。
そのため管理サーバのURLとアカウントがあればログイン可能なのはお手軽でした。
Flashで動いていたのですが、Flashのサービス終了1ヶ月前に問い合わせたらちゃんとHTML5版を提供してくれたのもポイント高いですね。(欲を言えばこちらから言わずに教えてほしかった)

運用していて感じた不満点

管理システム自体はオンプレミス

NECのワークステーションをサーバルームに置いてました。
あまりにも普通に置きっぱなしなので余裕で存在忘れますね。
システム自体は古い実績があるのでAPIとかSSOとかの連携はまったくないです。
日本の祝日の連携もかすかになにかやってた気もしますが…いややってないな、インターネット使えない状態にしてたと思うし。
どちらにせよ企業毎の休日(年末年始休暇とか夏休みとか)は手打ちでしたから、もうちょっと楽になる(&忘れないようなリマインド機能)といいなぁと思います。

カードが若干コスト

入社者が出るたびにセコムにカード作成を依頼していたのですが、1枚それなりに値段がしていたようです。
とはいえ、写真入りだったりしていたのでまぁそんなもんじゃないのって思ってましたが…。
作ってすぐに辞められるとちょっと気になるかもしれませんが、本当に対処しないといけない問題は別にあると思う。

一時的な権限付与が時限式にできない

例えば普段は平日だけ入室できるけど作業の立会いで週末出社する、普段は入らないサーバルームにこの日だけ入らないといけない、などの一時的な権限付与の場面が間々あります。
その場合、手動で権限付与+終わったら剥がすのですが、予め日時を設定できれば剥がし忘れがなくていいなぁと思いました。

最後に

概ね大きな不満点がないところは流石大手企業のシステムかなと思いますが、API連携とかSSOとか少しでもモダン寄りになると難しいかもしれないですねー。

基本的には一回覚えればそこまで難しいシステムはないので、細かい作業ですごく仕事した気分を味わえるシステムでした。甘美ですねー。

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