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Netskopeの導入について

Netskopeを導入したものの、どう運用すればいいかわからない、活用方法がいまいちよくわからないって人向けに機能を簡単に説明しつつ進め方を説明したいと思います。

なので、前提としてNetskopeについての説明などは割愛しています。
私の導入事例についてはこちらを参照してください。

経緯

この辺りを説明する機会があり、自分なりの理解を説明したらとても納得してもらえ、あ、これ有料記事にするのにちょうどいいなと思ったので。
ちょうどせっかく機能としてあるしやってみたいじゃないですか、有料記事。
でもふっつーな内容だとちょっと申し訳ないというか意味ないなーと思ってたので渡りに船ってやつですね。

記事の大まかな流れ

イントロとして導入までのお話(この記事)は無料で出して、次回から有料にしようと思います。

Indexとしては
0. 導入するための説得材料について(この記事)
1. 通信の可視化について(Skope IT)
2. 制御したいサービスの定義(App Definition)
3. 制御したいサービスの設定(Steering Configuration)
4. 制御の実施(Real-time Protection)
という感じです。
思い出したらDevice Classificationとかも追加していければ。

記事としては大体2000字程度で1記事500円で予定してます。
なんかそのくらいの価格設定が多いらしいので。
ある程度書き終わったらマガジンにまとめて割引販売、ってできるのかしら?そんな感じでやってみようと思いますのでお付き合いください。

まぁどうせそんな購入されないと思うんで気楽にいきます。

というわけで本題に入ります。

本題:導入するまで

安くはないエンタープライズシステムなので、やりたいとは思ってるけど稟議が通らないんだよねーって人もいらっしゃるかと思います。
そういう時は色々な手段を組み合わせて見るといいかもですね。

世間的な情勢などを使う(外堀を埋める)

コロナ禍のあれそれやロシアのあれそれでインシデントの事例については私が導入した4年前ほど事欠かなくなってきました。
だからといって会社を守るためにシステム導入が必要です!とだけ言えばイケルと思うのはSo Sweetです。

会社の何を守るためなのか、導入しないとどの程度の被害が予想されるのかをある程度具体性を持ったシミュレーションを見せないと経営層には理解されないと思います。
その場合の観点としては大きく2つをおすすめしておきます。

  1. サプライチェーンマネジメント
    被害は会社だけではなく取引先に波及することが専ら必至となっています。
    そのため、取引先に大企業などがある場合は予めシステム導入を頭出しして好印象をもらっておくのも一つの手かもしれませんし、何かあった時頭下げるのは経営層なので、転ばぬ先の杖ってことで提案するといいかもしれません。
    欠点として尻尾切りとして中間管理職の人が苦しむだけの場合は効果が薄いですねぇ。

  2. 情報資産の再認識
    システム開発している会社だと会社が守るべき情報(個人情報や取引先情報などなど)がどこにあるのかを今一度確認するのもいいかもしれません。
    今までは社内に構築したファイルサーバーだけだったのが、クラウドストレージなどに格納されているとなると、従来のセキュリティ対策が全く意味をなさない、なんてこともザラです。

この辺りを説明しつつセキュリティ関連のコンサルとか入れて口裏合わせて指摘してもらえれば、同じこと言ってるのになぜか社員の言葉は響かない人にも効果的かなと思います。

自社の成長や多様性などを使う(内側から埋める)

優秀な人材獲得や働き方改革、まぁなんでもいいんですが会社も今まで通りのやり方じゃ駄目かも…くらいは経営層も認識しているかと思います。(してなかったら転職しましょ)

その時経営層としては採用だったりファシリティ(フリーアドレスとかシャレオツな什器とか)だったりに目がいきがちかなって偏見たっぷりに思ってます。
なんせすぐ実施できて目に見えて結果がわかり、明らかに自分の手柄だとわかるから。
でも実際大事なのは人材が実力を発揮できる環境・インフラがちゃんと規模に合わせてスケールされているか、だと思います。
福利厚生などもそうですが、業務内容に関わらず出社必須とかスペックが低いPCとかでも文句言わずに会社に残るのは、基本その程度の人だけです。

成長期の子供の制服を買うのにサイズぴったりにする親がいないように、ちょっと過剰なくらいで丁度いいと思うので、会社がどこを目指しているのかを経営層に確認・自覚させ、逆算してそれならこういったシステムも必要です、導入するなら人が少ない今のほうが手間も少ないなど訴えると良いかなと思います。


提案方法は経営層の数だけあるので、まずは経営層をよく観察して癖を見抜き、刺さりやすい材料を集めて無事稟議を勝ち取りましょう!

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