足立ナンバー

今日、日中に家の近所を歩いていたら、路地に迷い込んだ足立ナンバーのタクシーがいた。このまちに引っ越してきた当時を思い出した。わたしも引っ越し道具を積んだ車で迷ったから。困っている運ちゃんを地元民のおばあちゃんやわたしは暖かく見守っていたら、タクシーの運ちゃんは無事に帰路を見出したらしく、私たちに手を挙げて去っていった。足立ナンバーの管轄は広いけど、東東京の人に悪い人はいないんだと思えた瞬間だった。
懐かしいと思えるのは、もうそれがわたしにとって日常ではないということ。わたしの生活の中心は北千住じゃなくて新宿になったということ。引っ越して一年半が過ぎ、このまちにもだいぶ慣れた。だけど家からスカイツリーが見えなかったり、飲み屋にホッピーや電気ブランがないのは少し寂しい。それでも、このまちで生きていくことを選んだのは自分だ。合理的な理由だけじゃなくて、きっと自分のなかの何かを変えたくてここに来たんだとおもうから、寂しさに浸っている暇はない。そう自分を奮い立たせて過ごしでしたが、たまには地元を想う夜があってもいい。東京生まれ東京育ちだけど、地元を愛する気持ちはたぶん地方出身だろうが都会出身だろうが変わらないと思うから。
普段は家族に緊急時以外連絡しないが、どうしているのか西側から気にかけてます。元気ですか。元気ですね、わかります。それから、弟よ、誕生日おめでとう。ギリギリ1日遅かったが。
そんな感じで今日も飲みすぎた。東東京にいる人たちの幸せを願って寝ます。おやすみなさい。明日も仕事だけどな!

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