躁鬱人が技術士二次試験を受験した話2024

7月15日は技術士二次試験がありました。技術士とは難関国家資格の一つですが、知名度は低く、建設コンサルタント業界の人くらいにしか凄さが伝わらない試験です。中でも二次試験は難易度が高く、受験者の9割が落ちると言っても過言ではないくらい難しいです。
そんな試験にわたしは今年で何回目だ?8回目くらいの受験をしました。ちなみに普通の人は4回くらいで合格するみたい。

一方、わたしは双極性障害を患っています。そのせいで、勉強にも波がありました。特に試験3〜2日前はひどかった。試験のために仕事を午後半休にしたのに、メンタルがやばかった。頓服飲みながら、休みながら、勉強をしてました。というかここ1ヶ月くらいずっとうつ状態でした。

そんな満足に勉強もできないまま、試験当日を迎えてしまいました。朝は眠くて仕方なかった。眠剤が効きすぎたか?会場に行く電車の中でもずっと寝てました。

とうとう試験会場に着いてしまいました。試験場の部屋の前で会場に入れるまで待っていると、後ろには喫煙所がありました。横にはトイレがありました。これが非常に良かった。早速、一服してトイレを済ませました。非常にリラックスできました。

試験がはじまりました。何が出ても驚きません。予想なんてできないのだから。自分でも驚くほど落ち着いていました。心に波風が立たない凪の状態でした。非常に冷静に問題を解答することができました。昨日までの情緒不安定はなんだったんだ!

午前中の試験が終わりました。とっととお昼を済ませて喫煙所で缶コーヒー買って一服。あぁ、いつもどおりの自分だ。とてもメンタル状態が良かった。トイレが並んでいて時間がかかったので、午後の試験開始までに勉強ノートを見直す時間はあまりありませんでしたが、それも気になりませんでした。

午後の試験がはじまりました。相変わらず問題は難しいです。でも、問題文をよーく読んで、解答がかける取っ掛かりを必死に探して、論文を書き切りました。そのときも勿論心は凪です。全ての問題を解答することができました。

試験が終わりました。5000字以上を手書きで書く試験なので、例年なら腕が疲れるのですが、今年は疲れを感じませんでした。例年なら解けない問題が出たらパニックになってしまっていましたが、それもありませんでした。試験がはじまった瞬間から、心が平穏でした。

この現象は一体何なのか。環境の変化に敏感な躁鬱人だけど、それが逆にいい方向に向かったのか?とても革命的な出来事だったので、次の通院のときに話そうと思い、防備録としてnoteに記した次第。

なお、試験問題は全て解けたものの、合格している自信があるかと聞かれると、それはどうなんでしょうといった感じです。
でも過去一リラックスして受験ができました。とても清々しく気分です。

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