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ふと気づくと

 春の陽気な日差しとは裏腹に、冬の余韻の様な、残り香の様な少し冷たい空気が肌を包む。裏路地の端に佇むもみじは新緑を纏い、決して紅葉となることだけが魅力ではないと、そう言わんばかりの見事な萌黄色である。
 そんな春めく世界に、思わず顔は綻び——
 
 ——————と、いつもなんとなく文を考えながら大学に向かっています。

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