Black Rooster Audio / VPRE-73 レビュー

こんにちは、kre4tiveです。

プラグインレビュー第6回目はBlack RoosterのVPRE-73です。

Black Rooster Audio / VPRE-73

公式HP
https://blackroosteraudio.com/en/products/vpre-73

NEVE 1073をモデリングしたマイクプリアンプです。
実機の本来の目的は小さい音を大きくすることですが、プラグインとしての目的は倍音の付加です。

通すだけで倍音が付加されて音が歪みます。
この音がとにかく好きでかなり多用しています。

パラメーター

とにかくシンプルで使いやすいです。

GAIN
入力音量の調整つまみで、ここで倍音の量をコントロールします。
右に回すほど歪みが大きくなります。

TRIM
出力音量の調整つまみです。

　Tips : GAINまたはTRIMを右クリックで動かすことで、この2つのつまみがリンクして自動で音量を揃えてくれます。

HF GAIN
一番右にあるツマミはハイシェルフです。
自然に気持ちの良い感じで高域が持ち上がってくれます。
もちろんカットにも使えます。

中央3つのボタンは左からハイパス、位相反転、バイパスです。

使い方

使い方もクソもありません、トラックに直接インサートするだけです。

味付け程度に使うのであればつまみをいじる必要はないでしょう。
入力音量が極端に小さければGAINで持ち上げてあげて、あとはお好みで高域を調整するくらいです。

音作り的な意味合いで強く歪ませる使い方もできますが、歪みが欲しいのであればディストーションプラグインを使ったほうが良いかもしれません。

ボーカルやピアノ、ストリングスやブラスにドラムなど、生楽器との相性がとても良いです。
もちろんシンセにも使えます。

結論

良い点
・挿すだけで使える。
・ハイシェルフEQが良い感じにかかってくれる。

悪い点
・欲を言えば低域や中域をコントロールできるEQも付いていて欲しかった。

自分のミックスに彩りが欲しい方はぜひ使ってみてください。

BRAは毎年ブラックフライデーにセールをやっているので、気になった方はその機会に狙ってみると良いでしょう。