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リモートワークで増加!?スマホ(パソコン)老眼

コロナ禍、仕事ではオンライン会議が増えたり、プライベートではおうち時間が増えたりして、スマホやパソコンなどのデジタルデバイスを使用する機会が以前よりも多くなっていますよね。
この状況下で、目が最近悪くなったなとか、たまにピントが合いづらくなっているなと感じることが増えてはいないですか?
それは、いわゆる"スマホ老眼"の症状かもしれません!

スマホ老眼とは

そもそも老眼とは、年齢を重ねたことによって目が疲れやすくなる、ピントが合わせにくくなるなどの症状を指します。
一方、スマホ(パソコン)老眼も症状は同じ。
あくまで原因(年齢か、スマホ・パソコンなどの機器の使用による目の酷使か)の違いでしかない。
ちなみに、スマホ老眼は医学用語ではありません。

スマホ老眼の症状

スマホ老眼の症状は、以下のようなものだといわれています。
・手元が見にくい
・目が疲れやすい
・遠くや手元などをみるとピントが合いにくい
・頭痛がしやすい
・肩こりがする
・夕方以降見にくい
・週末見にくい
・集中力が続かない

目の悩みに加え、「最近だんだん頭痛がひどくなっている...」という悩みのある方は、スマホ老眼が疑ってみてはいかがでしょうか。

どうしてスマホ老眼になるのか

そもそも老眼は、目のピント調節能力に異常が生じていることが原因です。
目は、目のピントを合わせる筋肉(毛様体筋と言います)を使ってピントを合わせています。
近くを見るときは、この筋肉に力が入っている状態です。

毛様体筋

つまり、近くを見るということは目に負荷をかけていることになるのです。
そしてずっと近くを見ていると、
毛様体筋も疲れて力が出なくなってしまう
→だんだんピントを合わせられなくなる
→手元が見づらくなる
という症状が現れます。
それが、頭痛や肩こりなどの不調にまで発展することもあるのです。

とくにスマホ老眼は、近くでスマートフォンやパソコンを見続け、また同時に光による刺激にも晒され続けるため、特に負荷がかかりやすい状態になることで起きてしまっています
紙に書かれた文字などを見ている時と比べて、パソコンやスマホなどのデジタル画面を見ているときは、まばたきの回数が半分程度に減ってしまうそうです。
なぜかというと、デジタル画面は一見静止しているように見えていますが、実際は絶えず光を点滅して表示しており、目は静止していない画面を見てしまっていて、その動きを追うため、まばたきの回数が減ってしまっているのです。
これにより、目を休める時間が少なくなり、目が乾くことにも繋がります。

基本的に、スマホ老眼は年齢によるものではないため一時的な症状であり、適宜休憩をとることで症状は改善します
しかし、放置したままスマホを使い続けると、ピントを合わせる機能が常に低下したままになるため、若くしてそのまま老眼になる可能性もあります

対策

スマホ老眼に対する対策として以下のようなものが有効といわれています。

・スマートフォンやパソコンの作業を1時間行ったら、10~15分休憩し遠くを眺める
・スマートフォンの利用時は40㎝以上目との距離を取る
・目を温めて血行を良くし、毛様体筋を緩める
・意識的に瞬きをして、ドライアイを防ぐ
・涙の補充や毛様体筋を緩めるような成分の入った目薬を使う
・スマホやパソコンの画面設定を、目が疲れないような設定(光量を抑える、ダークモードにする等)

できることからはじめてみましょう!

自身の目を大切に

目は、一度悪くなってしまうと元には戻らないことも。
一度眼科で検査をしてもらって、目のメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。
KRD Nihombashiでも、健康診断のメニューの中に眼科検査が含まれております。
目が健康であることは、生活を送るのに必要なだけでなく、QOLを保つためにも重要だといえるでしょう。
今だけでなく、将来もきちんと見える身体でいるために、目を労わってあげてくださいね。

KRD Nihombashi

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