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♯6:ブルー・ブラックその3

皆様ごきげんよう、KIRCHAです。
♯4から紹介している、ブルーブラックの完結編です。

前回に引き続き、残り8個のインクを紹介していきます。

ペリカン 4001 ブルーブラック

7つ目【ペリカン 4001 ブルーブラック】です。

モンブランに負けず劣らず有名なドイツの筆記具メーカー、ペリカンの純正インク「ブルーブラック」です。
海外メーカーでも数少ない、古典インクのブルーブラックで、書いた時のブルー感は美しく、少しずつ綺麗に変化していく姿を楽しむことができます。
プラチナのブルーブラックと比較すると少し黒が強いので、古典インクでブラック強めが好きな方はこちらがオススメです。

ペリカン エーデルシュタイン タンザナイト

8つ目【ペリカン エーデルシュタイン タンザナイト】

ペリカンが販売しているインク「エーデルシュタイン」シリーズの一色、タンザナイトです。
エーデルシュタインは宝石という意味で、その中でも南アフリカのタンザニア地方でしか採れない宝石「タンザナイト」をイメージした色になっています。またこのタンザニアは夜の空が深く綺麗な青に染まり、そこで採れるこの宝石もまた深く神秘的な青色をしています。
このインクは黒に近いですが、その中に見える深い青が絶妙で美しく、ブルーブラック系では汎用性の高い色だと思います。

アウロラ ブルーブラック

9つ目【アウロラ ブルーブラック】

イタリアで初めて万年筆を製作したメーカーで名を馳せる、アウロラのブルーブラックです。
モンブランのミッドナイトブルーに近い色合いですが、こちらはグレー感はあまりなく、青みがかったり黒みがかったりと、書いたシーンによって両方の色が見え隠れする不思議なインクです。
書いた時にほんの僅かに重さというか、強さを感じるところもあり、とても書いていて面白いインクだと個人的に感じています。色味は少し青の方が強めです。

フラコーニ・アウロラ ブルーネロ

10個目【フラコーニ・アウロラ ブルーネロ】

同じくアウロラのインクですが、こちらはイタリアの歴史遺産や世界遺産をテーマにしたインクになっています。
ブルーネロは南イタリア・カプリ島の「ファラリオニの奇石」を囲む青い海の世界をイメージしたインクです。
こちらのインクも青と黒が共存しており、アウロラ ブルーブラックよりも黒が少し強いイメージです。
黒っぽいブルーブラックが好きな方にはオススメのインクです。

ウォーターマン ミステリアスブルー

11個目【ウォーターマン ミステリアスブルー】

フランスの筆記具メーカーで、世界で初めて現在の形式の万年筆の祖を開発したと言われています。
このミステリアスブルーはその名の通りとても神秘的で、青の中にグレーやグリーンのような色味を感じられる、なんともいえない不思議な感じがあるブルーブラックです。ザ・ブルーブラックとは言い難いかもしれませんが、少し変わったブルーブラックがお好きな方は選択肢の一つにいかがでしょうか。
また、ウォーターマンのインク瓶は六角形になっており、インクの残量が少なくなったら傾けて角度を変えて安定して置けるため、楽にインクを補充できます。

クロス ブルーブラック

12個目【クロス ブルーブラック】

アメリカの筆記具メーカーでおなじみ、クロスのブルーブラックインクです。
少し黒の方が強く見えますが、エーデルシュタイン タンザナイトより僅かに明るく、ブルーブラックとして非常に使いやすい色をしています。
そして個人的な感覚なのですがこのインク、少し書きにくい万年筆に入れて書くと書きやすさがちょっとだけ良くなる気がするのです。
極細の万年筆に入れて使うと、体感ですが書きやすさが良くなるため、他のインクとは少し粘度が違うのではないかと思います。色感も非常によいため、色々と相性の良さそうなインクなので気になった方は是非。

Pent ペンハウスブルー

13個目【Pent ペンハウスブルー】

オンライン通販のメーカー「Pent」から販売されている、オリジナルのブルーブラックです。
KobeINK物語と同じく、セーラー万年筆と共同開発しているインクで、安定した品質と書き味を持っています。
Pentのメーカーロゴに使用されているブルーブラックをイメージして作られており、その色感はザ・ブルーブラックといっても過言ではありません。
多すぎて決められない!と思ったら、是非手に取っていただきたいブルーブラックインクとしてオススメです。

FERRIS WHEEL PRESS TANZANITE SKY

ラスト14個目は【FERRIS WHEEL PRESS TANZANITE SKY】です。

カナダ発のインクメーカー「FERRIS WHEEL PRESS」よりタンザニアの夜をイメージしたインクです。
エーデルシュタインと共通のテーマで作られたインクで、今回紹介しているインクの中では最も黒が強く、よりタンザニアの神秘的な雰囲気が感じられるインクです。
このメーカーのインクは、ボトルがとても可愛くインテリアにも使えそうなスタイリッシュさも相まって、非常に人気があります。インクも濃いめで普段使いしやすく、ビジネスにもよしで汎用性も高いのでこちらも非常にオススメです。


と、いうわけでいかがでしたでしょうか。
過去一番の長文かつ画像多すぎですが、これからブルーブラックインクを使いたいと思う方、どのブルーブラックインクがいいのか選べないという方、僅かでも参考にしていただけたら幸いでございます。

それでは、今日はこの辺で。
皆様の素敵なブルーブラックライフの手助けになれることを祈っています。

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