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Sunrise,Sunset

-Preface-   

日の出と日没
国、言葉、文化、宗教に違いはあっても
世界のどこにいても、誰にでも「普通な」1日は訪れる

いつか語りたいと思う音が存在し、その音達をただ"素晴らしい"と表現するだけではいけないと思った

生きる音を届けられ、生きた音を感じたのなら、生きた言葉で届けたい
でも語るにはあまりにも溢れるこの言葉達はTwitterだけでは納められず
長い長い、おそらく終わりのない旋律をどこまで言葉で表現出来るか

「今日という日の、日の出から日没まで」の中に表れた感情と言葉をnoteに託します

そしてこの旋律へと誘う切っ掛けをくださったWONKの幹さん、ありがとうございます

あれからもう2年が経ってしまい
時の流れも含め、世界の大きな変化や戸惑いと共に
書くことが止まることも、そして衝動的に書き出すこともあり
そんな風に少しづつ変わっていったこのレポートを最後まで書き上げてこれたことを嬉しく思います

モロッコを通し、今を生きる言葉として、モロッコから始まる、心の旋律へ

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2022.2月某日の明け方より

WONKさんからの始まるモロッコ、その始まりはColdplayから始まる
2019.12.10に公開された
Coldpaly,Everyday Life(Offical Video)

前途に記した「世界のどこにいても、誰にでも「普通な」1日は訪れる」
という言葉と彼等のEverday Lifeがモロッコ第一章の始まりとなる

このアルバムへの評価(捉え方)は日本と海外では大きく違っていたこと
海の向こう側へ目を向ける違い、日本人の他国に対する温度差
(全ての日本人に当てはまるものではありません)

音楽を通し、知らぬことを知り、学びに変え、自分なりに考える
それがこのアルバムから問われた、生きる音
他国に隣接していない日本にとって、彼等の音ではない異国の音は彼等らしくないと評されたのかもしれない
日本人の対外国観と国際理解 (国際社会に生きる日本人)

How in the world am I going to see?

ウブントゥ(Ubuntu)はコーサ語で「他者への思いやり」を意味する言葉
「人には人が必要だ。意味が分かるかな?
片手はもう片方の手が綺麗になれるよう、洗ってあげるべきってことさ。
これがウブントゥなんだ。他人を、兄弟を、姉妹を、助けること。たとえ知らぬ人でも、助けてあげるべきだ。」
Everyday Life Coldplay,Warner Music Japan

「作っている音楽はとても自然なものになっていると思う。
あまり華やかという感じじゃないんだ、ありのままという感じでね。
それこそが人々に伝える最も素敵な方法であるような気がしているんだ。」
Chris Martin

ここはヨルダン
誰にでも等しく訪れるSunrise
自分の一日、見知らぬ誰かの一日を、音と共に感じる

-awakening-

夜明け前の目覚め
「夜明け前の微かな騒めき」と「蒼に染まる静寂さ」
この不思議な隙間、そしてそれはほんの数十分しか存在しない

「地上の深海」と例えるこの空間に、私はを感じる

白む空
2020.03.19/wonkradio(2020.03.18/wonkradio,Interfm897)この日は幹さんのモロッコ旅行記トーク
白む世界に”幹さんが語るモロッコ旅行の魅惑な話”に一気に惹き込まれ私は心のモロッコへと旅立った

心のモロッコへ旅立つと共に、時は怒涛の如く流れ、
2020.03から2022.02へ
誰もが想像しなかったこの世へ、そして今も大きく怒涛に物事が変化し続けている今
以前の世には戻ることはないかもしれない
それは改なる何かを生み出し、動き始める感覚

歴史を知る(学ぶ)側だった私達が「未来の歴史にいる時代」に生きている

世界中の人々が”見えない”ものと”見えるもの”に制圧されながら、以前の情景に思いを馳せる
(2020に記してきたものを少しづつ改正しています)

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-blue city-

アフリカの西、海を渡ればそこはもうスペイン
アフリカからヨーロッパへ
おとぎ話の入口のような幻想的な国、モロッコ

モロッコでふと思い浮かぶ、ブルーの世界
イタリア…スペイン…そんな記憶だった”ブルーに染まる景色” 

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そこは、シェフシャウエン chefchaouen
モロッコにあるブルーに染まる場所

「何故ブルーなのだろう」よりも「ブルーの美しさ」に心が奪われる
この奪われる心に''何故''はいらなかった
想像を超えるものに出会うと、人は理由を求めたりしないのだと、そう思う

見えるものが全て、が今までの生き方だとしたら
見えるものが全て、以上を感じる生き方を提示させられる場所

そして上辺だけの言葉はいらず、響く場所

でも今回は''その理由''を少し求めてみる
これから始まる長いモロッコの旅なのだから

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ブルーはこの地にとって「神聖な色
その誇りが街並みをブルーに染めていった
(諸説あり、もっとも有力とされる説として記しました)

神秘的なその世界は「海の中を地上にいるような感覚で歩いている」と言われている

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                      海の中で新聞を読むおじさま

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おじさまの後をついて行くと

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おじさまを見失い、迷子になる

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同じ場所を行ったり来たり、しているような

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と、思ったら行き止まり

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迷い時を忘れ、花に見惚れ、モロッコの海の街を歩く

Blue Moon,WONK

The blue moon divides
Your life shines from away

「月は不吉であり幸運であり奇跡の象徴」
WONK from InterFM897
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青い海の中を彷徨い続けたら、この青も青くみえなくなるのかもしれない

 じゃ、何色に見えるのだろう?


-prayer-

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モロッコを含む「大きな大陸と宗教の世界」は心を迷わせる
でも「迷いの域を超えてみる」そんな響きも同時に聞こえる

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Islam observed “視覚でイスラームを理解する”という言葉があります

視覚(見たり、見られたりする)イスラームではなく
聴覚(聞く、話す、呼びかける)イスラーム

Clifford Geertz

イスラームはコーランの詠唱に始まり、祈りの呼びかけ、賛歌、憑依礼儀、など多岐に渡り人々の命と共にある音

コーランはアラビア語で「クルアーン」という
クルアーンの原義は「読まれるべきもの」「声にだして朗読されるべきもの」
朗々と声にだして唱えられる「声の本」
コーランは黙読をしても意をなさない

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宗教音は個々のジャンルを乗り越え柔軟に混ざり合う
ジャンルを越え「聴覚によって互いに結びつく」ことを意味する音

幹さんが言っていたモロッコに響く音
イスラームの国を旅した人なら一度は耳にするアザーン
アザーンは礼拝を呼びかける合図、そしてアザーンは今も人の声(生きる声)で毎日呼びかける
そのアザーンというサウンドに魅了され、イスラームに興味をもつ人もいる程、その声は人々の心に入り込む

アザーンに魅了された人が地元民にアザーンについて尋ねると
返ってきた言葉は「神の為の音」

"お金の為、名誉の為、自己顕示の為に浸っていた彼に衝撃を与える” 
(BLOGOS)

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アザーンは「ムアッズィン」と呼ばれる人が礼拝の呼びかけを行う
日々聞いていると、微妙な声の違いに気づく
ムアッズィンはそれぞれ個性があり、ムアッズィンが不在で代行(ムアッズィンではない人)が行った時の呼びかけの酷さは凄かったそう
「まるでジャイアンの歌声のようだった」と表現されている方がいてとても面白かったです
それ程に、ムアッズィンはいかに美しくスキルが必要かということも 

Assalamu Alaikum
平安(サラーム)があなたの上にありますように

モロッコはアフリカ人、ベルベル人、ユダヤ人、アラブ人、ヨーロッパ人
多くの民族が互いに調和し入り混じ合う多彩な国
その多彩な文化(色合い)がアーティステックな街並みを飾り、多くの人に”インスピレーション”を与えた
ジミ・ヘンドリックス、レッド・ツェッペリン、キャット・スティーヴンスといったミュージシャン達に愛され、影響を与えたと言われています
今も多くのアーティストに刺激を与え
愛されるモロッコ

-Majorelle Blue-

モロッコ、マラケシュ(バラ色の街)には故イヴ・サンローランが愛した
マジョレル庭園(Jardins Majorelle)があります
1920年代にフランスの画家ジャック・マジョレルにより造られた庭園
彼の死後、朽ち果てていた庭園を1980年代にイヴ・サンローランが買い取り
改修され、別荘として有名となりました
ジャック・マジョレルは自称「庭園家」で一風変わった植物を好んで収集し熱帯植物のサボテンから日本の竹林まで多種多様
マジョレルが生み出したマジョレル・ブルーと多彩な色に囲まれた庭園
イヴ・サンローランは晩年をこの場所で過ごし、彼の遺灰はこの庭園に撒かれました

   Jardins Majorelle

Jacques Majorelle

 Jacques Majorelle

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iheartmyart
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モロッコのイヴ・サンローラン©Pierre Bergé
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      イヴ・サンローランとモロッコ    

彼の愛したマジョレル庭園の隣にイヴ・サンローラン美術館が開館(ピエール・ベルジェ財団 2017) モロッコの風土に溶け込む外観

設計はパリの設計事務所スタジオ・コー(Studio KO)
サンローランのファッションとモロッコの伝統を融合させたデザイン
外壁はマラケシュ産のテラコッタブリックは、テキスタイルの縦糸・横糸を表し、布目のようなエレガントで落ち着きのある、時代を超越したデザイン

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​モロッコ・マラケシュのイヴ・サンローラン美術館 Yves Saint Laurent

-unknown rhythm-

豊かな文化から様々な音が生まれた国
アンダルシア、ベルベル、チャービ、グナグと、多彩な音楽が存在します

モロッコはアラブ音楽、大別すると東西の「西の音楽」と呼ばれ
アンダルシアと音楽はスペイン南部のアンダルシア地方を指す言葉
モロッコとスペイン南部の繋がりの深さをよく表しています

モロッコを代表する由緒正しきアンダルシア音楽

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アンダルシア音楽はアラブ人とユダヤ人の共同で生まれ、その伝統が受け継がれましたしかし「イスラエル建国」を切っ掛けにアラブ人とユダヤ人の関係性が断ち切られることになり人々が散っていくように、アンダルシア音楽も本来の姿を失っていきますしかし人々は「アンダルシア音楽」を様々な影響下で変化させ継承していきます
モロッコはその支配による影響下がなかった為、彷っていたアンダルシア音楽が原型を保ったままモロッコに辿り着いた終着(地)音
            参考書籍:中東・北アフリカの音を聴く  水野信男

アンダルシア音楽の構造  堀内正樹

モロッコには「グナワ」と呼ぶ西アフリカ系の音楽もあり
イスラムの神秘主義スーフィーの一つとされ、エッサウィラで生まれ
音楽としてだけの要素ではなく、儀式としての意味合いをもつ音楽
アラーを唱えることで''神と繋がり'' 神との一体化(トランス状態)となる
思想と音楽は、音楽や楽器を禁じられていたイスラムに大きな影響を与えた
(鉄製のカスタネット(カルカバ)はスーダンや西アフリカの奴隷の鉄枷から生み出された音)

     JET STREAMより一部引用 

アンダルシア音楽は「旋律とリズムの組み合わせ」

アンダルシア音楽は楽器の演奏に注目されますが、基本は歌われる詞(詩)のリズムが存在します

楽器の音、音楽の音、人々の声、雨音、生活の音、雑音、音は無限にあり
その音を構成するのは三要素「高さ」「大きさ(強さ)」「音色」
ひとつの音、瞬間を切り取る音

「言語を越え、国境も越える」未知なるリズム

-Symphony-

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The Symphony of Iran

そのリズムから出会ったドキュメンタリー映画''The Symphony of Iran''

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作曲家が巡る伝統音楽と伝承、彼等にとって伝統音楽とは
音にする意、音から感ずるもの
音を伝承するとは、命(思い)を伝承する

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The Symphony of Iran,Asian Documentaries

「らしさ」は自分と向き合う事であり、他者と向き合うこと
「らしさ」はジャズのセッションに似ている
互いのらしさを楽しむセッション

伝承する音は今、どのように受け継がれているのだろう

movie,VENGO

スペインを代表するフラメンコギター、トマティート
アラブ音楽とイスラム音楽とのジャムセッション
旋舞をはじめるスーフィーダンス(神との一体感するダンス)

-fusion-

現代の音に融合するモロッコの音

https://youtu.be/lSychTGCd2w

Everlasting Motion,Jacob Collier feat.Hamid EL Kasri(Djesse Vol. 1)
モロッコ、グナワ人ミュージシャンであるハミッド・エル・カスリ(Hamid EL Kasri)参加
ジェイコブ・コリアーのDjessv Vol.1(Djesseプロジェクトより)
オーケストラミュージック全開のアルバムでありながら、異国に思いを馳せる一曲
グワナ音楽がジェイコブ・コリアーの音が民族音と幾重にも重なる

Electric Jalaba
中央にいらっしゃる方がグナワ音楽の第一人者、ゲンブリ奏者のシモ・ラグナウィ(Electric Jalaba)さん
イタリア/イギリスのドラマーDave De Rose、Henry、Oliver、Nathaniel、BarnabyらKeen兄弟らによって構成されるバンド
グナワ音楽の呪術的旋律と多彩な音楽性が実に癖になる

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Electric Jalaba

Shabakru,Electric Jalaba

ワナグから派生する多彩な音色
アザーンから始まり、響きに惹かれ、民族音楽と現代音楽の融合にもハマり
多岐に聴き過ぎトランス状態になってしまったこと、幾度も
音の陶酔、自己が奪われるような気持ち、今の世から離れ
心に余白を与えてくれた気がします

民族音楽と現代音楽と融合し新しい音としてうまれても
原点は捧げる音として受け継がれていき
そして捧げる音は目で見て伝えるものではなく、耳で受け取り、感じて受け継がれていく音

-Le plus important est invisible-

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モロッコのサハラ砂漠
モロッコの音楽を中心に書きつつ、やはり違う道を歩みたくなる私
でもこの寄り道はいつもまわりまわって意とする道となる
無駄な寄り道はない、大切なものは寄り道にある

モロッコ観光といえばサハラ砂漠は欠かせない
満点の星空、果てなき地平線、日の出と日の入り、そして静寂

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モロッコの砂漠へ行った方々のブログを読むと
砂漠という異世界の壮大さに、誰もが言葉では表現しきれないと言う
そして自然に佇むひとりの自分と向き合う時を与えられる
サハラ砂漠を訪れた旅人 自分の足元 

なにもないところにいると、なんでもないことで
こんなにも人間は感動できるもの」

自分の足元より

フランスの作家・飛行士 サン=テグジュペリ著、星の王子さま
主人公が不時着したのはモロッコのサハラ砂漠
(サン=テグジュペリ本人もサハラ砂漠に不時着した経験より)

「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない
いちばんたいせつなことは、目に見えない」
「いちばんたいせつなことは、目に見えない
忘れないでいるために

星の王子さまより

キツネが星の王子さまと別れる時に言った
そしてキツネは「人間たちは、こういう真理を忘れてしまった」と

今を生きる私達は、目に見えるもので生きている
目に見えるものの理解が偏り、放つ見える言葉で、見えないものが傷ついていく、数という見えるもので判断され、何が正しく、何が正しくないのかを見失う今(全てに正解がない中で)

目に見えないものに人は支えられ、黙するものから得られるもの
見えないものを疎ましく思う、見えるもの

自分の心のあり方がいかに大切か、他者に向けるのではなく
自分と向き合う、見えないサハラ砂漠を心に思い浮かべながら

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星の王子さま

「形が定まらなくとも、確かな質量を伴うものは無数にある。
自然現象から受け取る感動、妖怪や、霊、魂、信仰、心や、情愛、伝聞の物語
何もしない時間....数字や金銭で測ることができず、非科学的で無意味と退けられがちなものたち。
しかし、それらが集うとき、心には幸福な空白が生まれる。
この空白こそが、数字、言葉の羅列で窮屈になりがちな心身の風通りを良くし、がけっぷちのところで支えてくれる。

何をどのくらい知っているという知識の量ではなく
「形のない、透明なものと接する機会を多く持ち、それらが生み出す空白を持つこと」なのではないか。
空白が、遊び心を呼びよせる。遊び心こそが、「その人らしさ」という価値を生み出す。あとはその価値と知恵を組み合わせるだけ。

黙して語らぬものに語りかけると
無意味と笑われ切り捨てられがちなものを慈しむ気持ち

幸福な空白 winter 2021-22より引用 
齋藤陽(写真家)

サハラ砂漠の星空と空白からあらわれる言葉から
サーミ語(ラップランド地方、北の少数民族サーミの言語)の翻訳家の言葉より

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BS世界のドキュメンタリー「星の王子さまの世界旅
原題:The Miracle of the Little Prince
制作:Pieter van Huystee Film(オランダ 2018)

「サーミ語では、雨はひとつじゃない。いろんな雨(の表現)がある。
風にも、いろんな風があり、それぞれに異なる物語が含まれている。
サーミ語を語ることは、この土地について知り、土地について語ることでもあるんだ。
古来サーミは、北の大地を旅しながら生きてきた。言葉の中に地図がある。ここでは、サーミの言葉を知らないと、道に迷うことになる。」


サーミの言葉より

アシターミナル「星の王子さまと考える、目に見えない大切なもの」

大切なものは「目に見えぬものの中にある」と信じる思い
その思いを「目に見えぬまま」大切にすること

見えぬ思い
見える言葉

思いながら、伝える言葉、伝える音

とある真夜中でも明け方でもない日
空を見上げると、一面の蒼色
空でもなく、地でもなく
数分間、時も場も忘れる
どこまでも広がる蒼色を見上げながら聴いたSignal
Signalは私にとって神聖な音となり、導きの音となる

彷徨う旅人の名を呼び、見えない存在を互いに認め合う
見えないものを信じ、呼びかける音、声
それは私にとってアザーンに近いのかもしれない
響きに陶酔し、涙が流れたのは
蒼色に捧げた、見えぬものへの祈り

Signal,WONK

Yamaha Earphones × WONK - Signal (Official Music Video)

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名を呼ぶ、リフレインのように、親愛を込めて


北アフリカの西北端に位置するモロッコはマグリブ(日の没する地)の王国

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今日も誰にでも訪れる一日が終わる
その一日が、どんな一日でも

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Tomorrow, how would it be?

Small Things,WONK


2021.11.22,Blue Note Tokyo

-prologue-

この2年間、世界が激変する中、私はひとりモロッコの旅を続けていました
街中にモロッコの文字を見つけ、書籍からモロッコを見つけ、映像からモロッコを見つけ
一度も行ったことのない場所を旅する感覚は、この2年間大きな支えとなっていたと感じます
アザーンの響きは宗教を越えた深い祈りとなり、心の座標を常に示してくれました
全てモロッコという繋がりながなければ知りうることはなかったもの
改めてモロッコと向き合う切っ掛けをくださったWONKさん、ありがとうございます

確かなものは誰にも分からない、正しきものも誰にも分からない
放つ文字も、放つ音楽も、一度放てば誰かに委ねることとなる
不安定な世に、誰もが時を忘れ、疑わず身を委ねられるように
このレポートを託します

皆さんにとっての日の出と日の入りが
どんな場所にいても、どんな状況下でも、等しく訪れますように

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FLOWERS,WONK

 2022.02.22 kram

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-owari-