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独学お父さんの最強アウトプット法

本記事は特に幼い子供と暮らす方に強く勧めたい方法である。あとはパートナーと共に生活してる方に有効だ。ぜひ試してほしい。その効果に興奮し、夜も眠れなくなること請け合いだ。


独学で何かを身につけたいあなたへ


 アウトプットの重要性、つまり独学において自分の習熟度がどれくらいなのかを確かめることは、その後の勉強法や学習強度を見直すことに必須である。その方法として自分で問いを作り答えることは、自分で自分を疑うようなもので、なかなか取り組みにくい。また、専用の問題集を買ってくることはコスト面でも負担が大きいと言わざるを得ない。何も書いてない紙にアウトプットする事は記憶を定着させる上でも重要だが、白い紙を前にして抵抗感を感じる人も多いだろう。

勉強した事を人に説明する


 そこで私が、提案したいのは勉強したことを人に説いて聞かせることである。自分が理解したと思っていても、人に説明するに際して説明出来ぬようでは、本当の理解に到ってないと言わざるを得ないのである。これは食事で栄養を摂るのと同じである。よく咀嚼せずに食物を飲み込んで胃に落ちたからといって、それが栄養になったとは誰も思わないだろう。やはり消化してそれが自分の血肉や表皮となって自分を表現するに到って、真に栄養を得たと言えるだろう。

特に家族に聞かせる


 特に今回は家族に説明するということを提案したい。考えてみれば家族との何気ない会話というものはその日の記憶や学習を強化し、または感情を共有することでストレスを軽減する効果をもたらしていると考えることが出来る。すなわち、子供が家に帰ってきて、「聞いて!聞いて!」言ってくる事も子供の成長や心の健康のためには重要性が高いと言えるだろう。家族と良いコミュニケーションをとっておく、そして理解してもらうということは、個人的なものとされがちな独学を継続的に実施していく上でも大事なことだ。

家族は聞いてくれるのか?


 とはいえ、自分が独学した分野が聞かせる家族の興味を引くことは通常はありえない。興味がないものを聞かされる方はたまったものではない。また、通常は興味が無いものを聞かせる方もまた苦痛である。人によっては才能として聞かせるのがうまいものや聞くのがうまいものが居て、上手くいく場合も無いでは無いが稀であると言わざるを得ない。

結論!寝付かせに使う!


 ではどうするか。結論として寝付かせのための絵本や昔話の代わりにその日に学習したことを話して聞かせる。我が家では今のところ家族揃って川の字で寝ていて、長女はお話をしてあげないと寝付けないのである。次女は関係無く、ぐーすか寝ているので姉妹とは不思議なもの。面白い話をすると目が覚めてしまうので、私はいつも定型文の桃太郎を聞かせている。桃太郎なら私も無意識に話せて、自分も気づいたら寝ている。長女は私の声が聞こえていれば安心して寝れるようで、つまり内容はなんでも良いようだ。
要は桃太郎の話の代わりに、その日の学習の成果を話すということだ。

コツは?

 コツであるが、いきなり難しい話をしてしまうと子供が初めからつまらないと思って他の話をしてと言ってくるので、まずはその日学んだ事を擬人化したり、おとぎ話に例えたり、擬音語を混ぜたりしながら、子供を話に引き込んで、クスッとさせる。そのあと徐々に話の難易度を上げて、話について来れないようにする。思い出せないフリをしてフィラーを頻繁にいれる事も有効である。つまり「えーっと」とか「なんだったっけ」とかをわざと増やす。これだけで子供だけでなく、うちで言うと奥さんも速攻寝てくれる。むしろ、大人に対して有効かもしれない。相手自体も眠ることを前提にしているので、話について行けないと眠くなる。上手くいくと文字通り秒殺だ。

そのメリットは?

 考えつくだけで以下のものがある。

  1. 毎日定期的にアウトプットする習慣がつく。大抵の人は夜寝るわけだからほぼ毎日そのチャンスが訪れる。

  2. 寝付かせができる。一石二鳥でしかも毎日違う話なので意外に子供うけもいいと感じている。家族のコミュニケーションが充実される。

  3. プレゼンの難易度調整の練習になる。学習した内容の難易度や抽象度を上げ下げすることで寝付かせを加速する感覚を身につければ、自分の理解度確認やプレゼン能力の向上を望める。どうやって喋れば聞き役が眠くなるのか、なんとなく感覚がつく。

  4. 上手く寝付かせれた時は凄い心地いい。大人である奥さんがうんうん聞いてくれてたのが、1分もたたずに寝言で「うーん…う」と頷き始めて、スースー寝始めるのは面白い。そして、翌日、よく寝付けたと感謝される。

  5. 自分のタイミングでアウトプットをやめられる。聞いている相手の理解を待つ必要はないので、家族が寝付いたらやめてもいいし。アウトプットをキリのいいところまで、あくまで家族に説明する気持ちで続けてもいい(相手は寝ているが)。自分の記憶が定着する、いい説明が出来るようになったと思えるまでやればいい。

そのデメリットは?

今のところ唯一デメリットがあるとすれば、たまに興奮して寝れなくなる事があることだ。その日学習した事の凄さやそれをちゃんと理解した説明出来た自分に興奮してしまう、幸せな事ではあるが。そして、あまりにも上手く寝付けが出来た事への可笑しさ。これらで目が覚めてしまう。そんな時私はこそっと寝室を抜け出して、ダイニングでノンカフェインカフェオレを飲みながら眠たくなるまで読書することにしているのである。


今回はこんなところで。皆さん良い独学ライフをお過ごしくだされ。

ではではー。

ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。良かったらスキ、フォローをしていただけると大変嬉しいです。今後も、思ったことをつぶやいたり、挑戦したことを継続的に記事に書いていこうと思いますので、またぜひ見に来てください。

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