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12月と1月の読書メーター感想まとめ

 12月が忙しさとやる気の無さでほとんど本を読んで無かったので、12月と1月をまとめて書いておきます。
 最近は時間さえあれば、ポッドキャストのコテンラジオとゆる言語ラジオを聴いていて、本もそれ関連で興味出てきたものを読むという流れができています。
 相変わらず読んだ端から忘れて思い出せないんだよなぁ。まあいいかな。


12月の読書メーター


読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1090ページ
ナイス数:20ナイス


英単語の語源図鑑


見やすくていいが、これだけ読んで語彙が増えたとはならないと思った。元の意味から変わりすぎのもあるし。一方で、ある程度、英単語を学習した後に読むとメチャメチャ面白い。なるほど!とか、そことそこが何か似てると思ってたら繋がってたんかい!っていうのが出て来て、嬉しくなる。語彙力が同じぐらいの仲間と酒飲みながら読んだらもちゃ盛り上がると思う。この語源がどこまで正しいかは気になるけど、面白いから良いかな。


やっぱり じゃない!


仕事から帰ってきたら、娘が見て見て凄いからと、この絵本を持って迫って来ました。読んだあとは凄いでしょ凄いでしょ?と言ってきました。大人的にはありがちなだまし絵かとも感じましたが、著者の名前も含めて子供の既成概念をひっくり返す自由さも感じさせるよい本と思いました。こんな感じな絵がかけたらいいのにな〜。


ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)


システム1とシステム2という、本能と理性のみたいな概念で説明してくれていて理解しやすかった。いかに人間が現代社会において合理的判断が出来ていないかというのを改めて再認識出来た。一方で、科学者ってAやBという確率がどうこう言って、確定的な事を言ってくれないので、そればっかりに従っていたら気持ちが暗くなって楽しくなさそうだなと思いました。人を傷つけるのは決して容認出来ないけど、偏見と直感でズドーンとバーンと行って事故する楽しみみたいなものも持っていたいと思うわけです。


インドで考えたこと (岩波新書)


インド本を読むと名前が出て来る本なので読みました。「宮崎駿が最も尊敬する作家」というパワーワードをさっきウィキで調べて知りました。この本を勧める時に使いたいです。昭和の時代にインドでアジアとは?日本とは?と思い巡らす筆者の考えは現在でも古臭くない。悲しいかな私の読解力のなさで著者の文の意味を取れない部分があり、読みにくさも感じました。でも最終章の展開の盛り上がりと、「アジアは生きたいと叫び、西欧は死にたくないと云う」の最後の一文は、この本をもう一度手に取りたいと思わせるのに十分でした。


ダーウィン (天才!?科学者シリーズ 2)


娘が借りてきた本で読了。児童図書読みやすい。航海出発前のダーウィンの気持ちが伺えてよかった。本人の才能や好奇心はもちろん凄かったんだろうけど、他の人も同時期に進化論を考えたりと、そういう既成概念では説明出来ない事がいっぱいわかってきた時代だったんでしょうね。いやいや今だって、分からないことはいっぱいある、科学フロンティアは目の前にもあるぞ。って気持ちになった。ちょっと種の起源は読んでみたいと思っている。図書館にあるかな。十人も子供を作って、それも興味深く観察してたというのが笑える。



1月の読書メーター


読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2166ページ
ナイス数:55ナイス


トコトンやさしいアミノ酸の本 (今日からモノ知りシリーズ)


最近、生化学に興味が出てきたので手にとってみた。前半はアミノ酸の種類や合成方法が優しく書かれて良かった。その中でも命名の理由が一番興味深かった。アスパラガスから抽出されたからアスパラギンとか。トリプシンで分解して出来たトリプトファンとか。後半はアミノ酸と健康に関する事ばかりだったので、興味なくて読み飛ばした。


伝え方が9割 2


前作同様に、3分間で読めるぐらい世界で一番読みやすい。まるで読書界のカップラーメンだ! 前作から強い言葉をつくるコツが3つ増えたとの前書きだったので、そこだけ3分で読みました。少なくともそのコツ3つは、なるほどと思いました。文章を読ませる技術は凄いなぁと思います。

伝え方が9割


まさにこれだ!と思える一冊に出会った。瞬きさえもすることを忘れるぐらい、一気に読み終わってしまった。使いたい、使いたいと思わせる技術の連続で、使うのをためらうほどだ。…ともあれ技術は参考になったが、言葉で人を扇動したり、言葉でバズればOKみたいな思想にアレルギーがあるので、コトバが全てみたい考えには賛同できないな(本書は直接そんなことは言ってはいないが)。言葉の選び方で人を楽しませる、不快にさせないってのは大事な事だと再認識させられた。読みやすいのはとにかく良かった。


ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 数学 図形編


パラパラと読めて面白かった。この本だけだと、図形のトリビアを知るだけなので、気になったものを他の本で掘り下げたいなと思う。ドーナツとコーヒーカップ。、トポロジーはなんとなく聞いたことあって、よくわからないものというイメージだったけど、路線図と言われればだいぶピンときた。フィボナッチ数列、対数螺旋、トポロジーは自分の分野でなんか役に立ちそうな気がするんだけどなぁ。自然界にも関係しそうだから。


日本人の知らない日本語


久しぶりに図書館で見つけて読んで、面白かった。やっぱり日本語話者が無意識で使い分けている事を、第二言語習得者の目線で意識的に考えると不思議な事がいっぱいあるんだなと再認識した。助数詞の使い分けとか、多分自分が学習者なら、イラ立ちを覚えるぐらい面倒くさいと思う、名詞ごとに覚えなかんの?と。途中で出てくる敬語の問題答えられなかった。時代とともに年功序列が薄れたり、使いやすい言葉に変わったりして行くんだろうな。


史上最強の哲学入門 (河出文庫)


こんなに簡単に読めて面白い哲学書は初めてで、楽しく読めた。格ゲーも好きなので、本の雰囲気も最強達の集いみたいなでテンション上がった。一人一人の必殺技に納得させられて、次の論者にひっくり返されて、と感情を弄ばされた感じ。中でも、学問が到達出来る限界が論理学的に判明しているというのが衝撃だった。「完全無欠な真理を否定する他者が存在する」は否定出来ない、他者との対話が…の話が深面白い。またすぐ読み返したいし、著者の別の本も読みたい。


教養悪口本


YouTube「ゆる言語ラジオ」をいつも聴いているので、気になって買いました。博識を昇華してユーモアに使っていく著者に嫉妬してしまいますね。ただ、内容としては二次情報なので出典に当たりたくなります。なので本の紹介本としてもいいかなと思います。本人の語りで聞きたい内容かなと。


マンガ 線形代数入門 (ブルーバックス)


とりあえず統計学やるのに線形代数が分かってないのが問題な気がして、基礎の基礎と言う事でマンガから始めました。マンガで順番に教えてくれるから、逆行列の求め方は理解しやすいと感じました。当たり前ですが内容は薄い、良い意味で初心者向きですね。 でも一次変換の意味(数学的な意味しかないのかもしれませんが)するところとかをもうちょっと掘り下げて深めてくれると、もっと興味深く勉強できそう。


ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)


人間は得に比べて、損を回避することに重きを置く。人間関係でもそうだなと思う。つい先日「何であいつのために、俺らそんな事をしなきゃいかんのだ!」と言われたばかり。肉を斬らせて骨を断つとか米百俵とかがいかに前頭葉の働きを必要とするのかと再認識した。あと、経験する自己と記憶する自己の話ね、ホモデウスにも引用されてた話かと記憶している。僕はいつも計画する自己と実行する自己が喧嘩をしている。自己の意識の一貫性の曖昧さ、自由意志の危うさを感じている、というか勝手に思っている。とりあえず面白かった。上巻より短く感じた。


ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。良かったらスキ、フォローをしていただけると大変嬉しいです。今後も、思ったことをつぶやいたり、挑戦したことを継続的に記事に書いていこうと思いますので、またぜひ見に来てください。

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