御子柴

200110 司書講習情報交換会

担当いただいた職員の方に「今年は特に受講生同士の仲がよかった」と言わしめた、昨年度の司書講習受講生。講習修了後も、音頭取りの方が図書館見学会や情報交換会を頻々と企画してくれます。「情報交換会」というのは専門用語で、日常語で言うと「飲み会」に当たります。体質的にアルコールを受け付けず、出不精の僕ですが、お世話になった講師陣や職員の方も参加されるということで、終業後の重い身体を引き摺り乍らなんとか駆けつけました。

会場は夏季講習で通った大学の最寄り駅近くのお店でしたが、隣席とは襖で簡易的に仕切られているだけの部屋に足を踏み入れた瞬間に感じたのが「煙い」。こっちに喫煙者はいないけど、隣は煙草吸い放題だろ。周囲の迷惑になるんだから少し考えないと。と、この日参加した講師の一人は、夫婦揃ってヘビースモーカーで、子どもができた時一年半だけ辞めたものの、結局元の木阿弥に。減量のため早朝ランニングに取り組んだものの、ピークで9kgも減らしたため「やめろ」と他の講師に心配され、少しリバウンドしたそうで。すぐに取りかかる瞬発力と、継続する持久力。どちらも大事です。

今年になってから図書館で働き始めたひよっこの僕は、まさか本当に司書になれるとは思っていなかった暢気な口ですが、集合した皆様もそれぞれに図書館と関わりを持っています。講習修了後に児童部門のサブチーフに就任したり、交際相手と同居を始めた関係で筑波に移住し、つくばエクスプレスで定期代20万円をかけて図書館に通勤したり、新館建設計画が動いており、予算獲得のヤマ場である8月に向けて準備に大忙しだったり、改めて図書館の魅力に目覚めて各地の図書館巡りをしたり…。銘々が現状を報告する中、僕だけ報告することが特になかったので、せめてもと年賀状を配りました。ああ、持ってきておいてよかった。著作権上問題があるかもしれませんが、二次創作としてお目こぼしを期待したりして。司書を志す直接の契機となったタチアオイ児童図書館司書、御子柴貴士を羨ましがるの図。講師の先生曰く「僕なんかが見ると、司書に憧れていると同時に、髪の毛を羨んでいる」その通りです。そしてやかましいです。

御子柴

とは言え、お世話になった職員の方直々に近況報告を求められたので、何か言わない訳にも。通える範囲で夏季司書講習を開いている大学は実質的に二択でしたが、事前に問い合わせたところ、丁寧なメールでの案内に添えられた署名が「サダマサ」さん。俺こっちだ。サダマサさんのいる大学に通いたい、というより、そういう風にできている。大きな流れに逆らってはいかん。「佐田」さんという担当者はあり得ても、「サダマサ」さんはもう避けがたい運命です。多分これ迄にさんざからかわれてきただろうな、と思って通学中は言いませんでしたが、僕はこの4年連続で愛するさだまさしと年を越しているんです。「今日の情報交換会に参加する人は、○○に集まってください サダマサ」と教室のホワイトボードに伝言が書いてあった時、最後に「シ」と書き足したくて書き足したくて仕方がなかった。なんとか踏みとどまったけど、「さだまさ」がひらがなだったら絶対行ってたと思う。

「いやあ、いい話だ」と感じ入った(どこがですか)、図書館長も務める講師の先生は、「文学部飲み会(情報交換会だったっけ?)の伝統」を謳い、オールドファンには懐かしいライオンズのオレステス・デストラーデのようなガッツポーズを繰り返しつつ「イエエエエ、イエ、イエ、イエ、イエー!」「最後に今日一番濃いやつ、イエエエエ、イエ、イエ、イエ、イエー!」うるさいですよね。周囲の皆様、ご迷惑をおかけしました。

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